
ロジアン・ベン・ガッセム&ルバ・オバイド
リヤド/ジッダ:数ヶ月にわたるロックダウンが終わり、日曜日に王国の通りは息を吹き返し、人々は(慎重な)安堵のため息をつき、日常活動を再開した。
サウジアラビアは3月21日にロックダウンに入り、5月28日に3段階のロック解除戦略が開始された。
国中で商業活動が再開される中、ソーシャルディスタンスといったプロトコルと予防措置が講じられている。レストランやカフェは屋内営業を再開した。ジム、理髪店、美容院も再び客を迎えている。
住民によると、主要都市の交通移動は、不規則な交通渋滞のない正常なものであった。モールやショッピングセンターで人々や子供の数が著しく増加したが、こういった場所ではパンデミック発生前の期間よりも大幅に混雑が少なかった。買い物客はソーシャルディスタンスと安全指示に従っていた。
ジッダのコルニッシュには、前の週よりも多くの人々が訪れたが、人々は安全指示に従っており、人数はいつもよりはるかに少なかった。
Saja Al-Humayaniは、彼女の職場付近の通りで著しい混雑があったと述べた。「制限がついに終わってうれしい」と彼女はアラブニュースに語った。「職場以外の多くの場所に行きたいが、時間と場所の選択には慎重になって、優先順位をつけてそれらを選んでいく必要がある」
Abrar Azzouzは外出することを望んでいたが、彼女だけが定期的に外出するため、家族の安全のために注意し、責任ある行動をとらなければならない。
「私は今日Al-Tahliyahにいたが、カフェやレストランは早朝から混雑していたようだった」と、Azzouzはアラブニュースに語った。
リヤドでは、プロダクトデザインディレクターのMariam Al-Hazmiは、人々がより意識的になり、ロック解除のこの段階に備えていると感じている。「レストランやモールは、仕事に行ったりジムでエクササイズをするほど不可欠ではないと感じている」と、彼女はアラブニュースに語った。「また、特に今は人々が集まる必要はないし、必要であれば家庭内でもソーシャルディスタンスを守る必要がある。キスやハグで挨拶する必要はない」
Al-Hazmiは、コロナウイルスの拡散を抑制するために、人々が接触を伴う挨拶を控えることについてもっと理解を示してくれることを願っており、大切な高齢者への電話が彼らの安全を確認するのに十分であるとも主張した。
リヤドで女性の仕立屋を経営するAlyaa Al-Shammariは、営業を再開することを楽しみにしていた。「外出禁止令が出ていた時は、客足が遠のき、苦労していた」と、彼女はアラブニュースに語った。「多くの困難に直面し、家賃、請求書、給与の支払いが滞っていた」
Al-Shammariは、顧客がロック解除のこの段階で戻ってくることを期待しているが、従業員とクライアントの健康と安全を確保するための措置も講じている。
「私たちは商務省の指示に確実に従い、予防措置を講じていく」と、彼女は付け加えた。「私たちは、必要な保護用品と消毒剤をすべて提供し、エリアや道具を毎日洗浄している。また、入店できるのは一度に3人までとし、事前予約のみで注文を承る。従業員には、マスクや手袋などの保護具を使い、手を絶えず消毒するよう義務付け、お客様に直接触れないようにし、店の清潔さを継続的に守るように指示している」
レストランオーナーのArwa Al-Tuwaijriは、ここ数ヶ月は起業家だけでなく、誰にとっても大変だったが、人々は次の段階について楽観的だと言う。「人々は通常の生活に戻ってレストランやコーヒーショップに行くことを望んでいるようだ」と、彼女はアラブニュースに語った。「お気に入りの喫茶店の前を通りかかったり、お気に入りのレストランでランチを食べたりするような、日常生活の中での小さな出来事を取り戻したいと人々は望んでいる。前段階では、常にガイドラインが守られていることを確認し、必要な予防措置を講じ、保健省が提示するプロトコルを読み、それを適用するという点で、人々や私たちレストラン経営者の意識が高まったと思っている」
この新しい段階で誰もが従うべき徹底的な省のガイドラインがあり、プロトコルに従わない違反者は罰金を科せられる。住民はまた、アプリを通じて心配事を発信したり、苦情を申し立て、違反を報告することが奨励されている。
Al-Tuwaijriは、従業員と顧客の両方に体温計、フェイスマスク、手袋などの必要な措置を提供することを望んでいる。
「レストランの入り口に、顧客の体温を確認し、症状のある人々に責任ある行動を取り、家にいるよう伝える従業員を一人配置する」と、彼女は述べた。「保健省の推奨通り2時間ごとにトイレを消毒するプロトコルに従い、定期的にフェイスマスクを交換し、従業員や顧客に手の除菌用ローションを提供する。また、顧客は紙皿、フォーク、スプーン、カップを使って食事をすることもできる」
多くの人々が通常の日常生活に戻ることに喜びを表しているが、中には躊躇、警戒し、当分の間は自宅待機を続けると決めた人々もいる。しかし、彼らは必要であれば自由に外出できることに安堵してもいる。Muna Abdullahもそういった人の一人で、今のところレジャー目的で外に出る予定はない。
彼女は毎日通勤しており、外出禁止令の前と今に違いはないと感じている。「私たちは本当に正常に戻っているようだ」と、彼女はアラブニュースに語った。「移動制限以前の生活に比べて異常な過密状態は起こっていない」
Salma Hussainはまた、スーパーマーケットに行くか、しばらく行けなかった病院にまた行き始める以外は、まだ家を出ないと言った。「限定的に家族を訪ねることはするかもしれないが、もう1ヶ月はレストランや買い物には行かない」と、彼女はアラブニュースに語った。
リヤドに拠点を置くプロジェクトデザインマネージャーのDeema Al-Sehliは、国が何ヶ月もの間必要なすべての措置を講じていたので、外出禁止令を解き、人々が通常の日常活動を再開させるという考えを支持した。今、人々は自分自身と他の人を守るために責任ある行動をとるべきだと彼女は言う。
「正直に言うと、私は社会のすべてのセグメントに意識とコミットメントに関する問題があると不安に感じている」と、彼女はアラブニュースに語った。「症状数が減り、人々がどれぐらい意識的に行動しているかを見るまで、今後2週間はどこにも行かないつもりだ。私は、通常の生活に戻る動きに対して不安を感じている。家族を危険にさらしてしまうという不安ほど、感染は心配していない」
多くのサウジアラビアの住民がロックダウン前の生活に戻るという課題に直面しているが、根本的には、パンデミックが終わっておらず、急増の脅威が多くの人々の心にあるということを伝えている。
脅威レベルが下がるまで、責任を持ち、慎重な生活を送ることが求められている。統一戦線を取れば、最終目標は手の届くところにある。