


フッサム・アルメイマン
メッカ:ハッジの期間が始まってから、今までのところ健康問題は発生していない、と保健省のモハメッド・アルアブド・アルアリ報道官は7月30日に述べた。
「公衆衛生を脅かす新型コロナウイルスや、それ以外の病気の症例も確認されていないということで…ホッとしています」とアルアリ報道官は、毎日実施しているハッジの状況報告で述べた。
医療機関はいかなる問題が生じても対応できるように、十分な備えをしており、厳戒態勢を保ったままだ、とアルアリ報道官は述べた。病院の空いているベッド数は、集中治療用の272床、隔離治療用の331床、救急診療用の200床余りを含めて、合計1,456床確保されている。
巡礼者がアラファト山に登ってから、ムズダリファに移動する7月30日、医療従事者の現地チームが待機していた、とアルアリ報道官は述べた。要求されるいかなる治療にも対応することに加えて、このチームはまた、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、実施されてきた予防対策と予防措置用の支援も提供した。
内務省の安全保障報道官、タラル・アルシャルーブ大佐は、巡礼者たちは宗教的儀式を行うためにアラファト山に、それからムズダリファまで安全に送り届けられたと述べた。ソーシャルディスタンスとその他の感染予防対策を遵守するために、警備要員が巡礼者たちを監視することになっている、とアルシャルーブ大佐は付け加えた。さらにその上、警備要員は、この聖地に許可なく入ろうとする多数の者たちを防いでもいた、と述べた。