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訪日客、１千万人超え＝コロナ前の６割回復、消費も拡大―２３年上半期
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19 Jul 2023 08:07:16 GMT9
19 Jul 2023 08:07:16 GMT9
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日本政府観光局が１９日発表した２０２３年上半期（１～６月）の訪日外国人数（推計値）は前年同期比約２１倍の１０７１万２０００人だった。新型コロナウイルス禍前の１９年同期との比較では６４．４％の水準にまで戻った。昨秋の水際対策の大幅緩和や今年４月末の撤廃を受けて、東アジアや米国中心に訪日需要が本格的に回復。円安により日本への旅行の割安感が増したことも追い風となった。
６月単月では前年同月比約１７倍の２０７万３３００人となった。感染拡大で訪日客が急減して以来初めて２００万人を突破。回復率は７２．０％（５月は６８．５％）で、日本への団体旅行禁止措置が続く中国（香港・マカオ以外）を除けば９割を超えた。
また、観光庁が１９日公表した２３年４～６月期の訪日外国人旅行消費額（速報値）は１９年同期比４．９％減の１兆２０５２億円だった。２３年１～３月期に続いて１兆円の大台を超えた。
政府は、年間消費額の速やかな「５兆円超」達成や、訪日客数を２５年までに過去最多だった１９年（約３１８８万人）の水準以上に引き上げる目標を掲げる。高橋一郎観光庁長官は記者会見で「インバウンド（訪日客）の回復と消費額の拡大、地方への誘客をさらに加速する」と強調した。
２３年上半期の国・地域別の訪日客は、韓国が約３１２万人で最も多く、台湾（約１７７万人）、米国（約９７万人）、香港（約９０万人）と続く。コロナ禍前に全体の約３割を占めた中国は約５９万人だが、回復率は１３％程度にとどまる。
一方、海外旅行などの出国日本人数は前年同期比約５．８倍の３６１万４２００人。ただコロナ禍前の４割にも満たず戻りが鈍い。
時事通信
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