
アラブニュース
ジェッダ:サウジアラビアの研究は、コロナウイルスから人々を守るために用いられるアストラゼネカ製ワクチンの安全性を実証している。
30日金曜日、アブドゥラ・アシリ保健省感染予防担当副大臣は「サウジアラビアにおけるChAdOx1(AZD1222)COVID-19ワクチンの安全性と反応性」と題する研究結果を共有した。
無作為に選ばれた1592人のワクチン接種者を対象に実施された横断研究では、「成人に接種したChAdOx1-Sワクチン初回接種後の安全性と反応性の推定値」を評価した。
深刻な副作用は観察されず、観察期間中にブレイクスルー感染は報告されなかった。
この結果が示すところによると、研究対象グループの34.7%が初回接種後に反応を報告したが、2回目接種後に同グループ内で反応を示した人はいなかった。
グループ内で報告された副作用には、注射部位の痛み30.5%、関節痛症状27.5%などが含まれ、男性の発熱は62.4%で、女性(37.6%)より多かった。
さらにこの研究は、ワクチン接種後のCOVID-19感染率は0.5%で、入院となる事例はなかったと結論付けた。
この研究で「データは、男女間で反応性に差があることやワクチンには十分に効果があることを示した。経過観察期間中、COVID-19による感染、入院、死亡の報告はなかった」ことが分かった。「とはいえ、サウジアラビアにおけるさまざまな変異株の有病率は報告されていない。国際的臨床試験では、Ad26.COV2.Sワクチンの単回接種は、接種後14〜28日の評価において、中等症から重症化の抑制に67%の有効性を示した。重症例に対する有効性は、接種後14〜28日の評価において77〜85%だった。」
一方、30日金曜日にサウジアラビアは、COVID-19関連の死亡者をさらに14人報告し、死亡者数合計は8226人に達した。
新規感染者数は1187人で、これは国内で52万4584人がこの病気に感染したことを意味している。
現患者数は合計で1万1355人になり、そのうち1395人が重症だった。
加えて、保健省によると、1176人の患者がこの病気から回復しており、国内の回復者合計は50万5003人に増加した。
なお、国内で145万8482人の高齢者を含む2639万5789人がすでにCOVID-19ワクチン接種を受けている。