
アラブニュース
ドバイ:サウジアラビアのハッジ・ウムラ省は、2021年8月9日から、イスラム教の儀礼を行ないグランドモスクと預言者モスクを礼拝する巡礼者のためのウムラの予約受付の実施を発表したと、サウジ国営通信社(SPA)が日曜日に報じた。
ウムラ巡礼の許可証の発行は、「イートマーナ(Eatmarna)」と「タワッカルナー(Tawakkalna)」というアプリを通じて行なわれる。同省では、8回の運用期間で6万人の巡礼者を達成し、1ヶ月あたり200万人の巡礼者を受け入れることを目指している。
ハッジ・ウムラ副大臣のアブドルファッタ・ビン・スレイマン・マシャット氏は、同省が来たるウムラのシーズン前に他の当局と連携し、巡礼の旅の間、安全で安心できる環境を整えたと説明した。
地元住民にとって、新型コロナウィルス(COVID-19)のワクチン接種は、ウムラを行ない、2つの聖なるモスクを訪れて礼拝するための必須条件となっている。外国からの巡礼者は、サウジアラビアの承認ワクチンリスト掲載のワクチン接種に加え、自国で発行した正式なワクチン接種証明書を提示する必要がある。また、到着時には施設の検疫手続きを遵守する必要がある。
副大臣は、送迎用交通機関の乗客数は定員の50%以内とするとともに、車内では安全な距離を保ち、乗車前に巡礼許可証を確認すると述べた。