
アラブニュース
リヤド:アラブ連合軍は土曜日早く、サウジ防空システムがジーザーンをターゲットにしたフーシ派のドローンを迎撃したことを明らかにした。
フーシ派は爆撃ドローンを使い、一貫して同国内の民間インフラを標的にしている。
同国では、民間を標的にしているフーシ派の行為を戦争犯罪に分類している。
今月はじめにも、サウジアラビア南部のアブハーとジーザーンの両空港に対する攻撃が、民間エリアを標的にする同武装組織の戦略だとして幅広く非難された。
フーシ派がイエメンの首都、サヌアを2014年に奪取して以来、アラブ連合軍はイランが支援する同武装組織と戦ってきた。
サウジアラビアでは、イエメンの平和を実現する唯一の方法が対話であることは繰り返し述べてきており、フーシ派に戦いの終結を呼びかけている。同国で3月に立ち上げられたリヤド・イニシアティブには、全国停戦協定とサヌア空港の再開計画が含まれている。だが、この計画はフーシ派に拒否されている。
マアリブ県における戦闘では政府とフーシ派の双方に数千人の犠牲者が出ている。資源が豊富なこの地域では、武装組織がイエメン北部の支配を強化しようとしており紛争が激しくなっている。
アラブ連合軍は金曜日、9月23日以来包囲されているマアリブのアブディヤにおける戦闘では、10台の軍用車が破壊され、180人以上のフーシ派戦闘員が戦死したという。
国際連合人道問題調整事務所(OCHA)は今週はじめ、アブディヤでのフーシ派の戦闘行動は民間人の移動を制限し、医療品などの人道的支援の流れを妨害したと語っている。
現在7年目に入っているこの戦争は数千人のイエメン人死者を出し、それよりさらに多くの人々が人道支援に頼らざるを得なくなっている。
サウジ救援組織のサルマン国王救援センターでは数十億ドル相当をイエメン支援に注ぎ込み、食料と健康に重点を置く数百件のプロジェクトが展開されている。