


アラブニュース
リヤド:サウジアラビアのフィルム・コミッションは日曜、サウジ王国の映画・映像部門の発展戦略を首都リヤドの式典でスタートさせた。
この式典は、文化大臣であり同コミッションの委員長でもあるバドル・ビン・アブドゥラー・ビン・ファルハーン王子の後援で開催された。
文化副大臣であり同コミッション理事会の副委員長であるハメッド・ファイエズ氏は、この戦略は多様性を備えた包括的なプログラムとイニシアティブで、同部門の発展とサウジアラビアの映画製作者を力づけることを目指す最初の一歩を象徴するものであると語った。
サウジ王国の映画産業には大きな可能性があるとファイエズ氏は言う。地域的・国際的な映画祭で受賞する創造的な才能を持ったサウジ人のおかげで、サウジアラビアの映画は国内外で大きく認められるようになり、近年、製作活動が成長してきている。
フィルム・コミッションCEOのアブドゥラー・アル・アヤフ氏は、この戦略は、サウジアラビアの映画製作部門を成長させ、競争力のある産業とすることで、文化省およびサウジ王国のビジョン2020国家文化戦略の目標達成に貢献するものであると言う。
サウジ人や外国の視聴者を惹きつける国産の映像コンテンツを製作し、サウジアラビアが中東の映画製作を主導するグローバルな中心地であることを示すこともこの戦略の一環であると、アル・アヤフ氏は付け加えた。
この戦略は、映画産業の最重要20ヶ国と比較したベンチマークに基づいている。
ベンチマークには6本の戦略的支柱がある。才能の開発、インフラ、サウジ王国での国内プロダクション、サウジ王国での国際プロダクション、規制の枠組み、映画の配給・上映の6本である。
この戦略に従って、フィルム・コミッションは19の戦略的イニシアティブに取り組む。サウジアラビアの映画部門に大きな動きを作り出すことを狙いとしており、映画製作のインフラを提供し、サウジ人の才能と能力を強化していく。
同コミッションによると、この戦略はGDPへの直接的な貢献を増加するように設計されたと言う。映画部門での雇用機会を増やし、国産のフィーチャー映画を増やしていくのである。
フィルム・コミッションは文化省に所属する11の文化機関の1つで、昨年2月に設立された。