Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

連合軍、イエメンにおける軍事作戦を全面的に停止

連合軍は停戦を実現させるためにあらゆる措置と手段を講じると述べた。(AFP通信/資料)
連合軍は停戦を実現させるためにあらゆる措置と手段を講じると述べた。(AFP通信/資料)
Short Url:
30 Mar 2022 03:03:16 GMT9
30 Mar 2022 03:03:16 GMT9
  • 決定は聖なるラマダン月を前に行われた
  • 停戦は3月30日の午前6時に始まる

アラブニュース

リヤド:「イエメンにおける正統性回復のための連合軍」は29日、3月30日(水)午前6時からイエメンにおける軍事活動を全面的に停止すると発表した。

連合軍は声明を発表し、軍事活動の全面停止は湾岸協力理事会(GCC)事務局長の要請に応え、イエメンの危機を終わらせるための包括的で持続可能な政治的解決に向けた努力と試みを支援するためのものだと述べた。

連合軍はまた、停戦を実現させるためにあらゆる措置と手段を講じ、ラマダン期間中に和平に向けた適切な状況と前向きな環境を作ると述べた。

連合軍は加えて、「我々の立場は、すべての政治的姿勢と軍事的手段においてイエメンの正統な政府を固く支持するものだ。また、我々はイエメン国民がその願望を達成し、安全と繁栄を実現する国家を建設するために、イエメン国民と共に立つことを断言する」と述べた。

GCCのナーイフ・ファラー・アル・ハジュラフ事務局長は29日、連合軍とすべてのイエメンの紛争当事者に対し、イエメンにおける軍事作戦を全面的に停止するよう呼びかけた。

GCCは声明の中で、アル・ハジュラフ事務局長の呼びかけは、イエメンの平和と安定の実現に対するGCC加盟国の指導者と人々の熱意から発せられたものだと述べた。事務局長の呼びかけはまた、イエメンとその国民がGCC内で享受している大きな利益を強調するものだった。

アル・ハジュラフ事務局長は、今回の呼びかけはイエメンのすべての紛争当事者に向けられたものだと述べた。また、アル・ハジュラフ氏はフーシ派に対し、「イエメンの同胞」との対話に出席・参加することに加え、イエメンの利益を優先し、イエメン人の苦しみを軽減するよう改めて呼びかけた。

イランの支援を受けるフーシ派は25日、ジェッダにあるアラムコの石油貯蔵施設を攻撃して火災を引き起こした。

連合軍はその後、北ジェッダにある石油施設で発生したタンク2基の火災は鎮圧され、死傷者はなかったと発表した。

サウジアラビアはこれらの攻撃の後、フーシ派の攻撃によって世界の石油供給が不足してもサウジアラビアには何の責任もないと述べた。

北ジェッダの石油施設は、ジェッダ市内で使用するディーゼル、ガソリン、ジェット燃料を貯蔵している。この施設はサウジアラビアの石油供給量の4分の1以上を供給し、海水淡水化プラントへの燃料も供給している。

25日の攻撃が行われる前の先週、サウジアラビア防空軍はフーシ派がサウジアラビア南部を標的として発射した無人機7機とミサイル1発を撃墜した。連合軍は、これらの攻撃は意図的に民間地域とエネルギー関連施設を標的にしており、地域と国際的な安全保障の両方を脅かしていると述べた。

これらの攻撃は世界中の国や組織から非難を受けた。

特に人気
オススメ

return to top