
リヤド―世界保健機関(WHO)は、サウジアラビア食品医薬品庁(SFDA)が担う医療機器や医療用品の提供面での国際協力センターとしての任務を4年間延長した。
この決定は、同庁が地中海東岸およびアフリカをカバーするセンターを建設する任務を支援する狙いがある。このセンターは、WHOが国際社会で行っている科学・技術的事業を後押ししている。
センターは、開発途上国に対し、医療機器の監視・規制の面で援助し、規制・監督分野の専門知識を提供して支える。
SFDAの医療機器部門担当エグゼクティブバイスプレジデントのアリ・アルダラーン氏は、WHOによるこの決定が、特に近年の新型コロナウイルスのパンデミックにおけるサウジアラビアの努力を考慮して下されたものだと述べた。また、この決定は、アフリカで教育的ワークショップを主催する食料や医薬品の専門家を通して、サウジが有意義な貢献を行った結果でもある。
今回の任務延長により、世界のさまざまな規制機関におけるサウジの位置付けが高まり、世界の医療機器規制整合化会議における地位も向上させることになる。さらに、国際標準化機構や国際医療機器規制当局フォーラムといった国際機関へのサウジの貢献度も高まることになる。
サウジ国営通信