
リヤド:サウジアラビアのサルマン国王は、さる20日にトルコ南東部のガジアンテプ県とマルディン県で発生した2件の交通事故の犠牲者について、トルコのエルドアン大統領に哀悼と弔意を伝える電報を送ったと、国営サウジ通信が23日未明に報じた。
電報の中でサルマン国王は、「私たちはこの苦難による痛みを共有するものとして、首相閣下、お亡くなりになった方々のご家族、そしてトルコ国民の皆様に、心からの哀悼の意を表します」と述べ、負傷者たちの一日も早い回復を祈願した。
また、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子もトルコ大統領に同様の電報を送っている。
トルコの地元メディアによると、21日、2件の交通事故で少なくとも34人が死亡、数十人が負傷した。2件ともに、直前に衝突事故が発生していた場所だったという。
最初の事故では、ガジアンテプ県の高速道路でバスと救急車が衝突し、15人が死亡、31人が負傷したと現地の当局者が述べている。以前に伝えられた死傷者数16人は修正された。
それに先立ち、同県のダブット・グル知事は、事故は県都ガジアンテプとニジプを結ぶ高速道路上で起き、「バス、救急隊、救急車」が巻き込まれたと説明している。
その数時間後、約250キロ離れた場所で2件目の事故が発生した。これも、救急隊がその場所で直前に発生した事故に対応している最中に起きものだ。
マルディン県のデリクでトラックが歩行者に衝突し、少なくとも19人が死亡、30人近くが負傷したと、トルコのファレッティン・コカ保健相はツイートしている。ここでも、以前に発表された死傷者数16人が修正された。
デリクでの事故は「ブレーキの故障したトラックが群衆に突っ込んだもの」だとコカ保健相は書いている。さらに26人が負傷し、うち6人が重傷だという。
AFP通信との共同記事