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インドネシア・バリ島:サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に参加した後、11月16日にインドネシアを出発する際、サウジアラビアが世界経済の後押しを支持し、G20の成果に貢献したことを強調した。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領への感謝の電報の中で、サルマン皇太子は、G20サミットで達成された前向きな成果を称賛した。
「我が国は、G20諸国間の協力へ支持、世界経済の成長の押し上げに大いに貢献したいと考えています」という、サルマン皇太子の声明が国営サウジ通信(SPA)に掲載された。
皇太子はサミットの成功についてインドネシア大統領に祝意を表し、「温かい歓迎と寛大なもてなし」に感謝の意を示した。
「閣下のご健康とご多幸、並びにインドネシア国民のさらなる発展と繁栄を祈念いたします」と、付け加えた。
SPAによると、皇太子はバリ島のングラ・ライ国際空港で、インドネシアのルフット・パンジャイタン海洋・投資担当調整大臣、エッサム・ビン・アベド・アル・タカフィ在インドネシア大使及び数人の高官の見送りを受けた。
G20の主要経済国のメンバーは16日、ウクライナでの戦争への断固たる非難の宣言と、戦争がすでに難しい世界経済を悪化させているという警告でサミットを閉幕した。
ウクライナでの戦争は、インドネシアのバリ島という熱帯の島で開催された2日間のサミットに大きな影を落とした。
ロシアに加え中国やインドなどロシアと深く通商関係を結ぶ国々も参加し、戦争への徹底的な批判には至らず、参加国で分裂したにもかかわらず、首脳宣言で各国首脳が戦争を非難すると強調するところまでこぎつけた点は、注目に値する。
首脳宣言では、ウクライナでの戦争によって食料とエネルギーの危機が悪化しているなど、さまざまな問題に対し深い懸念が表明された。
各国首脳は、食糧不足と物価上昇の中で、「人命を守り、飢餓と栄養不足を防ぐため、特に発展途上国の脆弱性に対処するために緊急の行動」を起こすと述べた。
APより引用