


アミン・アッバス、ドバイ
Middle East Film and Comic Con(MEFCC)2020のワークショップで、富野由悠季が生み出した日本のSFメディアミックス「ガンダム」のファンたちが、ガンプラを使って自分自身の模型を作り上げる機会を得た。このワークショップは、中東におけるガンダムのプラモデル(ガンプラ)の公式販売代理店Otak MEストアが開催した。
Otaku MEは、シェイク・ザーイド・ブック・アワードを受賞した漫画シリーズ『Gold Ring Arabic』の作者カイス・セドキが創業した。
ガンダムのプラモデルはカイスの個人的な趣味である。そのきっかけは2006年に日本へ旅行した時に手にした1つのプラモデルだった。それ以来、カイスは日本へ旅行するたびにプラモデルをいくつか手に入れるようになった。
カイスはプラモデル作り、特にガンダムのプラモデルへの興味が増すに連れ、他の人たちも同じ情熱を共有しているのではないかと考えた。そしてすぐに、それらのプラモデルを自分たちの地域でオンライン販売することに対する市場の関心をテストすることにした。案の定、プラモデルに対する需要はかなり高く、そうしてOtaku MEがスタートした。
「Otaku ME創業者」カイス・セドキの提供によるワークショップでは、ガンプラの基礎と、特殊な工具を使ってファンたちが作りたいと思う理想のガンダムを作り上げる方法が取り上げられた。
カイス・セドキは、「MEFCC 2020への参加は、概ねMEFCC 2019で行ったことの続きでした。昨年もさまざまなプラモデルや工具を紹介し、とても高い評判を得ました」と述べた。
「今年はたくさんの人たちに初めてのプラモデル作りに挑戦してもらうことに重点を置きました。人々をホビーの世界に引き込むことがOtaku MEの主な目標の1つですから。ワークショップに参加した人たちの感想はとても素晴らしいものでした」とカイスは言う。「ワークショップの終わりに各テーブルを周り、とても嬉しい気持ちになりました。初めて自分自身のガンプラを作り上げる楽しい体験をした人たちから、素晴らしい感想を聞けたからです」
Otaku MEは湾岸協力会議諸国の顧客向けにプラモデルやホビー用品をオンラインで小売している。プラモデルは主にガンダムの漫画/アニメシリーズのものだが、ONE PIECE、ポケモン、革命機ヴァルヴレイヴなど他のシリーズの製品も置いている。