
アブドラ・アラシュード
リヤドブールバールシティは、リヤドシーズン2021で最も重要な観光地であり行楽地の一つとみなされている。様々な国の文化や収集品を取り扱う、あらゆる年齢層の訪問者に適したレストランやカフェ、店舗が集う、異なる9つのエリアを持つ。
サウジアラビアのブランド「Nippon Sayko」は、このエリアの店舗の一つであり、有名なアニメキャラクターや有名な絵画物語である“マンガ“の展示や販売を通じて、日本のアニメ文化の普及を目指す専門店である。
サウジアラビア人のノハ・アルハヤート氏と彼女のパートナーのサファア氏は、2009年から当時二人が同級生として通った大学のあったサウジアラビア西部のジェッダで彼らのブランド「Nippon Sayko」の登録を開始するまでに、実際に布にアニメの絵を描き、販売し始めた。
ノハ氏は、「当時、この分野で働くことに対して社会から向けられる奇異の目に加え、周りの多くがこのプロジェクトのアイデアは社会に流布しないと考えていました。人生の基礎固めを始めたばかりの二人の女性にとって、国外、特に日本から製品を輸入することは容易ではなかった。しかし、仕事を発展させたいという願望は、まず言語の壁を克服し、一般文化的テーマを深められる経営学の修士過程で研究した。その主な情報源からビジネスの基本に精通するため、二人の内一人が日本で勉強することとなった。」と言う。
ノハ氏は、「当時、サウジアラビア政府によって資金提供された留学奨学金プログラムは、私たちのアイデアを発展させ、日本文化に関連する全てのものを、愛好者が大勢いるサウジアラビア王国で促進するために、できるだけ多くの時間を費やす手助けをしてくれた。」と付け加えた。
ノハ氏は、リヤドに二番目の店舗を立ち上げ、そのチーム全員が女性であることに誇りを持っている。この成功は、新しいビジネス領域を創り出し促進し、また民間事業活動が、国が主催する観光や娯楽イベントへの参加を奨励する、サウジアラビア政府が2030年の将来ビジョンの中で何年もかけて指導してきた女性の支援とエンパワーメントである。
将来的な拡大計画について、ノハ氏は「このプロジェクトによって、日本文化を最大限に伝え、あらゆる年齢層のアニメファンを増やし、絵画物語の芸術を通してファンに対する日本語教育が進むことを熱望している。」とコメントした。