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ドル、105円台後半=米指標控え終盤も小動き

仲値後はめぼしい手掛かり材料が見当たらず、ISM非製造業景況指数を前に様子見気分が広がった。(AFP)
仲値後はめぼしい手掛かり材料が見当たらず、ISM非製造業景況指数を前に様子見気分が広がった。(AFP)
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05 Oct 2020 06:10:27 GMT9
05 Oct 2020 06:10:27 GMT9

5日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は終盤、日本時間夜に発表される米サプライ協会(ISM)の9月非製造業景況指数の結果を見たいとして積極的な取引を控える雰囲気が広がり、1ドル=105円台半ばから後半の狭い値幅で推移した。午後5時現在は1ドル=105円60~61銭と前週末(午後5時、105円17~17銭)比43銭のドル高・円安。

前週2日の海外市場を引き継ぎ、105円30銭台で始まった。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領は5日にも退院できる見通しと医療チームが明らかにしたことなどで懸念が和らぎ、朝方に105円50銭台へ乗せた。事業会社の決済が集中する「五・十日」で輸入企業のドル買いが見られた上、日経平均株価や米株先物の上昇、NECによるスイス企業の買収発表もドルを下支えした。

仲値後はめぼしい手掛かり材料が見当たらず、ISM非製造業景況指数を前に様子見気分が広がった。午後も動意薄で推移した後、欧州の株高を眺めて105円60銭台を付けたが、「ドルを買い進む勢いに欠ける」(外為仲介業者)状況で上値は限られた。

トランプ大統領の病状をめぐって「市場は落ち着きを取り戻した」(FX業者)ものの、症状の改善が遅れた場合などは「リスク回避の姿勢に再び傾く」(邦銀)との見方が根強い。「大統領選の混乱や経済停滞をもたらしかねない事案なので、円がより買われやすい」(同)とみられるため、当面はドル安・円高への警戒感が拭えない地合いとなりそうだ。

ユーロは終盤、対円、対ドルとももみ合い。午後5時現在は1ユーロ=123円89~90銭(前週末午後5時、123円29~29銭)、対ドルでは1.1733~1733ドル(同1.1720~1724ドル)。

JIJI Press

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