
アラブニュース
リヤド:バーレーンとサウジアラビア間におけるツーリズムと貿易の関係性は、2020年第三四半期中に前年同期比で43パーセント成長した。だが、3月のキング・ファハド・コーズウェイ再開は、新型コロナウイス(COVID-19)によるパンデミック後の2国の経済を、更に促進することに役立つだろう。
「キング・ファハド・コーズウェイでの通行を恒久的に再開するという最近の発表は、これらのつながりを以前にも増して強化するでしょう」と、バーレーン経済協会(Bahrain Economists Society)会長のアリ・アル=モウラーニ博士は日曜、プレス声明で述べた。
「パンデミック以前、バーレーンはおよそ1100万人のツーリストを受け入れ、その88パーセント以上がコーズウェイからの入国でした…サウジアラビアからの旅行者数は、この発表後、次第に通常の水準へ戻る見通しです。そして2019年の平均旅行者消費に基づけば、バーレーン経済へ今年、およそ29億ドルを追加することが期待されています。」と彼は付け加えた。
サウジアラビアは、同国の内務省によれば、2021年3月31日から空、陸、海経由の渡航受け入れを再開する。
キング・ファハド・コーズウェイ・オーソリティによれば、2020年1月は単月で最大の利用者数を収めた。通過した人数は3,095,963人、もしくは1日当たり99,870人に上った。これが示したのは、2019年の同時期と比べて22.2パーセントの増加だ。
キング・ファハド・コーズウェイは、この地域で作られた最大の建築物だ。1986年に開通したこの橋はサウジアラビアとバーレーン間の関係強化に役立ち、同地域において大きな役割を果たした。オープン以来、その上を渡った利用者はおよそ3億9000万人となる。
バーレーンの税関は最近、この橋へハイテク人工知能スキャナーを設置すると発表している。国境へ届く前に、荷物のデータ収集を自動化して検査を可能にするものだ。
キング・ファハド・コーズウェイ・オーソリティのウェブサイトによれば、橋の全長は25kmである。そのサウジ側はアル・コバール市の南に位置するアル・アジジヤから始まり、バーレーン側はマナーマの西、ちょうどアル・ジャスラから始まっている。