
ホンダが鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)での生産を2月に5日間停止することが30日、明らかになった。世界的に広がる半導体不足により、部品調達が遅れているため。マツダも2月の生産を当初計画より減らす方針となった。
ホンダは今月から同製作所で生産調整しており、主力小型車「フィット」を中心に約4000台減産。影響を最小限に抑える考えだったが、部品不足が続いており来月上旬、稼働の一時停止に踏み切る。同製作所では最量販軽自動車「N―BOX」も生産しており、2月の減産規模は1万台程度とみられる。
マツダは、本社工場(広島県府中町、広島市)と防府工場(山口県防府市)で主力小型車「マツダ3」を中心に生産を縮小し、影響台数は1万台近くになる見込み。海外でも生産に影響が出る見通しだという。
JIJI Press