
シリコンバレー時事: ソニーグループのゲーム子会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は31日、「ヘイロー」や「デスティニー」などのヒット作品の開発元である米ゲーム会社バンジーを買収すると発表した。総額は36億ドル(約4100億円)。コロナ禍でゲーム市場が拡大する中、開発能力・人材を強化し成長を加速する。
ソニーグループの吉田憲一郎会長兼社長は「バンジーのさらなる進化をサポートする」と表明。バンジーのパーソンズ最高経営責任者(CEO)は「世界的なマルチメディア・娯楽企業へと成長させる」と述べ、ゲーム以外にも自社のコンテンツを広げる考えを示した。
買収完了後も、バンジーの運営は現経営陣が担う。ソニーは、自社製家庭用ゲーム機「プレイステーション」で遊べるバンジーのゲーム作品を充実させる。
ゲーム業界では、米マイクロソフトが18日、アクティビジョン・ブリザードを687億ドル(約7兆9000億円)で買収すると発表。人気があるタイトルとクリエイターを取り込む動きが活発になっている。
時事通信