
アラブニュース・ジャパン
サウジアラビアのアル・ナスルが水曜、歴史を創った。このリヤドのサッカークラブは、アジアのプレミアクラブ大会であるAFCチャンピオンズリーグで、初めて準決勝に進出した。
アル・ナスルは今や、優勝杯を手にするまであと2勝とした。
土曜日、ポルトガル人のルイ・ビトーリア監督率いるチームは、サウジアラビア時間午後6時(アラブ首長国連邦時間午後7時)にペルセポリスと対戦する。もしアル・ナスルがイランのクラブに勝利すれば、決勝戦は12月にホームゲームで行われるため、優勝の可能性が見えてくる。
アル・ナスルは、このトーナメントがアジアクラブ選手権として知られていた1995年に準優勝しているが、2002年に現在の形で開催されるようになって以来、初めて準決勝に進出した。
サウジ側は、ペルセポリスを克服するべく新加入のゴンサロ「気の毒」マルティネスに注目している。
彼はアルゼンチン人で、準々決勝でアル・ナスルが同じサウジのクラブであり、2012年準優勝のアル・アハリ・サウジを2-0で破ったの試合で大きな役割を果たした。しかし、彼が得点を入れるまでには5試合を要した。2018年には南米、2019年には北米で活躍したこのストライカーは、水曜日にモハメッド・アル・オワイスをかわして左足シュートを決め、アル・ナスルは最高の準々決勝のスタートを切った。
彼はアルゼンチン人の国際的な選手で、MLSのチーム、アトランタユナイテッドから、1800万ドルという驚くべき報酬を提示され今月クラブに参加した。歴史を創り、チャンピオンズリーグの試合で10連続得点を挙げる最初のプレーヤーになることを目指し、調子のいいモロッコ人ストライカー、アブデラザク・ハムダラ氏とトップで良い関係にある。
サウジのプロリーグで2位に終わったアル・ナスルにとって、優勝を成し遂げる絶好のチャンスにとなるかもしれない。
ルイ・ビトーリア監督は、イランのクラブとの挑戦を楽しみにしていると語った。
「短い期間に多くの試合をこなしてきたが、今はこれからの大試合のことを考えねばならない。ここまで勝ち上がってきたチームは全て強いので、どのチームと対戦するかは気にしていない。準備はできている」
ペルセポリスは、ウズベキスタンのパクタコールをこちらも2-0で下し、4年で3度目のベスト4進出を果たした。