
上海:マンチェスター・ユナイテッドでの一年間の期限付きレンタル移籍期間を終えたナイジェリア出身のストライカー、オディオン・イガロが、上海申花からサウジアラビアのアル・シャバブに移籍した。
6度のリーグ優勝を果たしているアル・シャバブがTwitterで、現在31歳のイガロと2年半の契約を結んだことを発表し、新たに中国サッカー・スーパーリーグを離れる有名選手となる。
かつてワトフォードやグラナダで活躍したイガロは、昨年1月にプレミアリーグの強豪、マンチェスター・ユナイテッドにレンタル移籍し、少年時代の夢を実現した。
オーレ・グンナー・スールシャール監督のもと、バックアップストライカーとして23試合に出場し5得点を挙げたが、今季はマンチェスター・ユナイテッドがウルグアイ出身のFW、エディンソン・カバーニと契約したことで、出場機会はわずかとなっていた。
先月末、マンチェスター・ユナイテッドに別れを告げたイガロは、 Instagramに「僕はこれからもマンチェスター・ユナイテッドのファンであり続ける」と投稿した。
中国サッカー・スーパーリーグは近年、ヨーロッパからスター選手や監督を桁外れの契約金で獲得していることで話題となっている。
しかし、中国サッカーはサラリーキャップ制の導入や外国人選手の加入に対し100%の税金を課すなど支出を抑制する取り組みを行ってきた。
ここ数ヶ月で数名の有名な外国人選手が中国サッカー・スーパーリーグを離れている。
上海申花のイガロのチームメイトである、イタリア出身で世界的に活躍するFWのステファン・エル・シャーラウィもまた、先週、中国のクラブチームを去り、古巣のローマに移籍している。
ベテランの国際的FWフッキとグラツィアーノ・ペッレも昨年末ともに中国を去った。