
メルボルン:新型コロナウイルスのパンデミックのため、当初の予定より3週間遅れとなった全豪オープンが月曜日に開幕し、セリーナ・ウィリアムズと大坂なおみは、ほとんど時間を費やすことなく楽々と2回戦に駒を進めた。
第3シードの大坂なおみは、ロッド・レーバー・アリーナで行われた女子シングルスで、ロシアのアナスタシア・パブリウチェンコワ相手に最初のサーブを打ち、わずか68分後に6-1、6-2で勝利すると、ネットへと歩を進めて対戦相手とラケットタッチをした。
「試合前は本当に緊張しました。ただ上手くプレーすることを望んでいました」と、大坂はソーシャルディスタンスの措置が取られたセンターコートのまばらな観客に語った。2回戦ではフランスのキャロリン・ガルシアと対戦する。
ウィリアムズは、56分でドイツのラウラ・シグムントを6-1、6-1の大勝で下し、タイ記録となる24回目のグランドスラム制覇に向けスタートを切った。
「良いスタートでした。昔のセリーナの動きでした」と、前人未到の全豪通算100試合目を戦い、片脚だけが覆われた鮮やかなキャットスーツを着て注目を集めた39歳の彼女は語った。2回戦ではセルビアのニーナ・ストヤノビッチと戦う。
一方、2016年全豪オープンの覇者アンゲリク・ケルバーは主なシード勢で最初の敗者となった。この第23シードのドイツ人プレイヤーは、マーガレット・コート・アリーナで世界ランク63位の米国のベルナルダ・ペラに6-0、6-4で敗れた。
この大会は、その陽気な雰囲気で「ハッピースラム」として知られているが、パンデミックが今年のイベントに影を落とし、観客は少なく抑えられ、マスクの着用が義務付けられ、ファンは会場を自由に巡回することができなくなっている。
オーストラリアは新型コロナウイルスをほとんど封じ込めているが、当局はこのウイルスによるさらなる問題の回避に躍起になっている。
AFP