
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア北西部紅海沿岸の巨大開発プロジェクト「NEOM(ネオム)」は2021年から2024年にかけ、アジアサッカー連盟(AFC)のグローバルパートナーとなることが29日発表された。.
この契約の対象には、2022年のワールドカップやアジアのサッカー上位12国によるAFCアジア予選、アジア地域の代表チームによる重要な大会であるAFCアジアカップ中国2023など、AFC加盟国代表チームが競う大規模な大会が含まれている。
同パートナーシップは他にも、AFC女子アジアカップ・インド2022とAFC U-23選手権・ウズベキスタン2022の両大会もカバーしてる。さらにNEOMは、AFCチャンピオンズリーグとAFCカップもまた世界レベルで強力に支援していく。
「AFCのグローバルパートナーはますます増えていますが、今回NEOMに加わってもらえることを大変嬉しく思っています。これにより、AFCブランドと各大会の地位と名声がさらに高まることでしょう」とAFCのダトー・ウィンザー・ジョン事務局長は述べている。
NEOMは、サウジアラビアで現在進行中の世界規模一大開発プロジェクト。持続可能な生活のための新しいモデルの創造、および人間のさらなる進歩に焦点を当てている。
今回のパートナーシップは、AFCのコマーシャル・パートナーであるFMA(Football Marketing Asia)が窓口となって実現した。FMAは、権利を管理し、NEOMおよびAFCと緊密に連携して、これより数か月のうちにさまざまなアクティベーション・キャンペーンを開始する。キャンペーンはまずデジタル技術に焦点を当て、ファンがNEOMを直接体験する機会も追って提供していくとのことだ。
「NEOMとAFCのパートナーシップにより、AFCが数多くの世界トップクラスの大会でお見せしている魅力とその訴求力がいっそう際立つとともに、アジアでも最人気のスポーツであるサッカーが、地域の人々をひとつにする。影響力はより持続的に深く効果をもって発揮されていくでしょう」とウィンザー・ジョン事務局長は言う。
「私たちAFCは、NEOMと一緒に歴史に残る瞬間を生み出し、共有し、そして私たち共通の願いを実現していくことを楽しみにしています。」
NEOMをスポーツの世界的なメッカにするという計画と相まって、NEOMとAFCのパートナーシップは長期的なプラットフォームを提供し、世界の舞台でNEOMの知名度を高め、またコミュニティ内でのアクティブライフスタイルを育成していく。一方アジア全体のサッカーに対し、テクノロジー、イノベーション、パフォーマンス、持続可能性への投資を活かす機会を創出すると期待されている。
NEOMのナドミ・アル・ナスル最高経営責任者(CEO)は、次のように述べている。「今回のAFCとの夢のあるパートナーシップは、NEOMにとって非常に喜ばしいものです。サッカーはサウジアラビアで特に人気の高いスポーツで、国民も特別な気持ちを持っています。ですから、NEONの人々に世界でも類がないほどスポーティなアクティブライフを送ってもらうというテーマ実現にむけ、サッカーは人々をインスパイアし、ライフスタイルをサポートすることでしょう」
「私たちは、AFCを、アジアのサッカーのさらなるレベル向上に取り組んでいる進歩的で革新的なパートナーとして、高く評価しています」とアル・ナスルCEOは付け加えた。「このパートナーシップにより、NEOMは確固たる意志を表明します。世界規模レベルのスポーツメッカとなり、高潔な精神と最高の才能が発揮できる環境を提供すること、ひいてはサウジアラビアの成長と経済的繁栄に貢献することを」