
リヤド: サウジアラビア文化省は、メディナに拠点を置く「The prince Mohammed bin Salman Global Center for Arabic Calligraphy(プリンス・ムハンマド・ビン・サルマン・グローバル・センター・フォー・アラビック・カリグラフィ)」のロゴをデザインするコンテストを立ち上げた。
コンテストへの参加を希望するデザイナー、カリグラファー、アーティストは、8月11日までに以下のリンクhttps://engage.moc.gov.sa/mbs_design_competition から登録する必要がある。
入選したロゴには、最高で100,000サウジ・リヤル(26,662ドル)の賞金が授与される。このコンテストの目的は、才能ある若者を育成し、スキルをうまく活用してもらうことである。
コンテストには3つの段階が設けられている。第1段階では専用の電子プラットフォームを通じて書類の提出を行い、審査を通れば次の段階へ進む。
第2段階では専門家がワークショップを行い、第1審査を通ったアーティストが審査員の前で最終プレゼンテーションを行えるよう指導する。その後、審査委員会が受賞ロゴを決定する。
応募者は以下のガイドラインに留意する必要がある(ウェブサイト上にも掲載されている)。ロゴはアラビア書道の形式で作成すること。センターの名称はアラビア語と英語でロゴの横に配置すること。デザインはデータで提出し、高品質なものであること。ロゴは指定されたベースカラー(白地に黒もしくは黒地に白)で提出すること。ロゴは大小両方のサイズで作成すること。
「The Prince Mohammad bin Salman Global Center for Arabic Calligraphy」には、アラビア書道専門の博物館・展示ホール・協会が設置されている。
また、アラブやイスラム書道家のためのフォーラムも併設されている。
同センターは文化省監修の元、アラビア書道における主要な国際センターとなることを目指しており、この分野のパイオニアとして、またアラビア書道の公式な拠点として、サウジアラビアの地位を確固たるものにすることをねらいとしている。
また、アラビア書道に興味を持つ人々に文化的・教育的環境を提供することも目的としている。