



アリ・カレド
リヤド:サウジアラビアのスプリンター、マゼン・アル・ヤシンは、8月2日に日本の首都・東京のオリンピックメーン会場・国立競技場で行われた2020東京オリンピック男子400m準決勝2組で4位に終わり、大会を去ることになった。
25歳のスプリンターは素晴らしい走りで45.37秒のタイムを出したが、5日の決勝には進めなかった。
アメリカのマイケル・チェリーとジャマイカのクリストファー・テーラーがそれぞれ1位と2位でゴールし、5日にメダルを賭けて8名で争う決勝のフィールドに立つことになった。オーストラリアのスティーブン・ソロモンが、アル・ヤシンを0.22秒上回る3位だった。
1日に国立競技場で行われた予選2組では、アル・ヤシンはぞくぞくするような走りで勝利し、世界最高クラスの短距離走者と争う翌2日の準決勝へと駒を進めた。予選では自己新記録となる45.16秒でゴールし、ベルギーのケビン・ボルレー、スイスのリキ・ペトリュシアニを抑えた。
アル・ヤシンが東京オリンピックの出場権を獲得したのは7月2日で、サウジアラビアの33選手のなかで最も遅い1人だった。
アル・ヤシンが大会を去ることで、2020東京オリンピック大会のサウジアラビア代表選手で残っているのは、8月6日に空手男子組手75kg級に出場するタレグ・ハメディただ1人となった。