
ニューデリー:日米豪印4ヶ国による「クアッド(Quad)」がこのグループを特徴付ける方法を探す中、日本の外相があるモデルを提示した。ザ・ビートルズだ。
熱烈な音楽ファンである林芳正外相は3日、ニューデリーで米国、オーストラリア、インドとの外相会合に出席した際、クアッドをファブ・フォー(ビートルズの愛称)と比較した。
林外相は次のように述べた。「これは言ってみればビートルズのようなバンドだ。メンバーは固定されており、10年間一緒に演奏している」
「だがこちらはもっと緩やかな集まりだ。ビートルズだってポール・マッカートニーがソロアルバムを出すこともある」
林外相自身もピアノが上手で、ビートルズの地元リバプールで開催された主要7ヶ国(G7)外相会合に出席した際に、ジョン・レノンの「イマジン」を即興で弾いて他の外相らを驚かせたこともある。
クアッドは故安倍晋三元首相の主導により、民主主義国家間の同盟として設立された。中国はこれに対し、自国を包囲する試みだとして反発している。
クアッド加盟国は敵対的な意図を否定しており、軍事同盟ではなくワクチン生産や災害援助などの分野で協力するための枠組みであることを強調している。
ギタリストとしてクラシックロックにインスパイアされた自作の楽曲を発表したこともある米国のアントニー・ブリンケン国務長官も、音楽的ではないものの林外相と同様の主張をした。
同国務長官は次のように述べた。「我々はこれを柔軟な枠組みと見ている」
「様々な国家間関係が集まっている。非公式の同盟もあれば、緩やかなパートナーシップもある。二国間ベースの連携もあれば、もう少し大きなグループもある」
「どのような課題にも対応できるようにすることが狙いだ」
AFP