
ヴォルフスブルク(ドイツ):サッカー日本代表の森保一監督は、ドイツ戦で4-1の見事な勝利を手にした後、来年に控えるアジアカップに向けて「まだ改善が必要だ」と語った。
日本は前後半でそれぞれ2つのゴールを奪って、苦戦にあえぐホームチームを打ちのめし、自国開催のユーロ2024が数か月先に迫ったところで、ドイツ代表のハンジ・フリック監督を退任へと近づけた。
今回の勝利は、昨年のカタールW杯で日本がドイツに2-1で勝利した試合に続くもので、前回はフリック監督のチームをグループステージ敗退に追い込んでいた。
森保監督は記者団に対し、次のように語った。「勝利を祝うだけでなく、成長も続けていく必要がある」
「チームやチャレンジは他にもあるので、そういう意味では、まだ多くの課題を残している」
「ドイツには相当なプレッシャーをかけた」が、「改善する必要がある」
「もっとコンパクトにして、全員で守り、全員で攻撃し、ダイナミックに対応する必要がある」
アジアカップで4度の優勝経験がある日本は、1月にカタールで始まるアジアカップを目前に、3連勝を収める結果となった。
森保監督は対戦したドイツについて、敗北はしたものの「まだ世界のトップチームの1つ」だとし、近年における日本サッカーの向上はドイツとブンデスリーガのおかげであると語った。
「いつだって良い時や悪い時がある…今は良い時期の真っただ中にいる」
「はっきりさせておきたいのは、日本はドイツやドイツの監督からたくさんのサポートをもらってきたということ…多くの選手がブンデスリーガでプレイする間にたくさん学んできたということだ」
「日本はドイツにとても感謝している」
フリック監督は日本を称賛し、ドイツ代表は、サムライ・ブルーにおける最近の進歩や成長ぶりから学ぶことができると述べた。
「日本代表がどれほど強くなり、日本国内のサッカーがいかに進歩したかが分かる」
「彼らは攻撃面でも守備面でも、技術に優れている。ドイツはもっと改善しなければ」
日本は12日、国際親善試合の最終戦でトルコと対戦する。
AFP