
東京:1970年代に爆弾テロを引き起こした日本の左翼過激派グループの元メンバーが、50年近い逃亡生活の末、ついに逮捕された可能性があると、地元メディアが26日に報じた。
現在70歳になる桐島聡容疑者の、長髪で眼鏡をかけた若い頃の顔写真は、日本全国の警察署の外に貼られた「指名手配」のポスターに何十年もの間掲載されてきた。
警察は引き続き身元の確認を続けているが、25日に桐島容疑者と思われる男が神奈川県内の病院で身柄を確保されたと放送局TBSが報じた。
偽名で入院していた男は末期がんを患っており、治療を受けている間に自分が霧島だと告白したとNHKは伝えた。
AFPの取材に対し、警察はコメントを避けた。
桐島容疑者は、1970年代に巨大企業に対する一連の致命的な爆弾テロを指揮した「東アジア反日武装戦線」の元メンバーである。
1974年の三菱重工業ビル爆破事件では8人が死亡した。
警察庁のウェブサイトによれば、桐島容疑者は「爆発物取締罰則」に違反し、1975年に東京で起きた「連続企業爆破事件」で指名手配されている。
報道によれば、霧島容疑者は特に1975年4月、東京の高級地区である銀座のビルの一部を吹き飛ばした手製爆弾の設置に協力した疑いで指名手配されている。
AFP