
東京:イスラエルによる侵攻に反対しガザ支持を訴える学生デモが世界中に広がる中、日本の学生たちも抗議のバトンを握り始めている。
米国をはじめ各国でガザ停戦とパレスチナの自由を求める学生デモが行なわれているが、そのような学生たちへの連帯を示し、それぞれのキャンパスに思いを伝える学生たちがいる。
早稲田大学4年生の戸田翔さんは同大学キャンパスで、「日本の学生もニューヨーク、ロサンゼルス、イスタンブール、パリ、ロンドン、メルボルンの学生たちと共に戦っており、共に歴史を作っています」と訴えた。
今月初め、国連でイスラエルへの武器輸出の停止を求める決議案が出されたが、ドイツや米国が反対し、日本も棄権した。さらに日本の自衛隊、防衛省は防衛のためとして最先端の軍事ドローンを輸入しようとしており、一部はイスラエルの軍事企業によって製造されている。
戸田さんは「イスラエルのハイテク兵器の売りをご存知でしょうか?」 と問いかけた。「実戦でテスト済みと言っています。その意味は簡単です。これはガザをはじめとしたパレスチナの各地で、パレスチナ人を殺して開発したという意味です。これは間違いなく、私たちの政府、日本政府がジェノサイドに加担し、正当化しているということです」
「イスラエルの傍若無人の行いを続けられる理由が外国からの支援にあるなら、その支援を非難と制裁に変えれば植民主義は終わります。それこそ、私たちがデモを行っている理由です。今まさに私たちはニューヨーク、ロサンゼルス、イスタンブール、パリ、ロンドン、メルボルンの学生たちと共に戦っています。世界中のすべての大陸で学生たちがパレスチナのために立ち上がっています。私たちは共に歴史を作っています」
東京大学や上智大学などの学生も抗議活動に参加しているという。「私たちは何より、学校、未来、そして命まで失ったパレスチナの学生たちと戦っています」と戸田さんは訴えた。「多くの人たちがデモに参加して反対意見を述べれば権力も従うしかありません。逆に私たちが何もしなければ、既得権益のための暴力は止まりません」