
東京:小池百合子東京都知事はその8年間の政権運営で多くの信任を得てきたが、ほとんど無冠に終わってきた。7月7日の都知事選では、蓮舫氏というもう一人の強力な政治的存在を打ち破らなければならない。
蓮舫氏は元モデルでジャーナリスト。56歳の蓮舫氏は日本人だが、台湾人の父を持ち、小池氏と同様、やや物議を醸しがちな人物である。彼女はまた、東京都知事立候補の理由が漠然としている、と非難されている。
彼女は日本外国特派員協会での記者会見で、「私の重要な点である行政改革に取り組みたい。私の目標は、東京都民から信頼される政治を行うことです」と述べた。
「東京をどのように変えたいのか、良くしたいのかについては、まだ詳細が決まっておらず、具体的な内容は来年早々に発表する予定なので、現時点ではあまり具体的にお話しできることはありません」
蓮舫代表は、現職の小池都知事への批判のように、”一方的な決定 “によって都政を運営するつもりはないと述べた。
「私の意図は、トップダウンではなくボトムアップのアプローチを追求し、現場の人々を巻き込むことです。そのうえで知事が判断すればいい。それが私の目指す都政であり、都政のあり方です」
蓮舫氏は、与党・自民党と対立する政党との関係が強かったが(民主党の代表を務めたこともある)、無所属で都知事選に出馬することを選んだ。
「地方自治体レベルでは無所属で立候補するのは珍しいことではない」と彼女は指摘した。「私の考え、公約、都政への取り組みが、できるだけ多くの人に支持されるように、政党にとらわれずに立候補したいのです」
二文化的背景を持つ日本人として、蓮舫氏は少なくとも東京での生活について国際的な視点を持っている。
「私は多様な家族の出身であり、東京は多様性を育んだ、あらゆる人々にとって住みやすい都市です」
蓮舫氏は、「東京に住む外国人の子どもたちが教育システムに参加しやすいようにしたい」と語った。
外国人の子どもは日本で学校に通う義務はない。
さらに「高校教育の無償化や子育て政策の支援を行いたい」た語ったが、円安の影響で日本での生活費が高くなり、福祉プログラムへの資金援助が難しくなっていると警告した。
小池氏は蓮舫氏に対して厳しい戦いを強いられるだろう。小池氏は最近の選挙で、彼女の支持者や彼女が創設した政党「希望の党」の党員を含め議席を減らしているからだ。小池氏もまた、政治的見解があいまいで不明確だと非難されている。蓮舫代表はライバルについて、「彼女の言動の変わり身の早さにはついていけない」と語っている。
彼女たちを見る我々の目にひとつだけ変わらず映るものがある。それは、蓮舫、小池両氏の「日本初の女性総理大臣になりたい」という思いだ。蓮舫氏と小池氏は、日本初の女性総理大臣を目指しているのだ。政策が曖昧でも、野心は曖昧ではない。