
東京:日本政府は26日、南アフリカでCovid-19の新たな変異株が検出されたことに伴い、6ヵ国からの入国者に対し10日間の待機を求めると発表した。
政府は措置を27日から実施し、南アフリカとその近隣国国のナミビア、レソト、エスワティニ、ジンバブエ、ボツワナからの入国者に対し、到着後、指定の施設での待機を求める。
また該当国からの入国者には、日本到着後すぐに検査が実施され、10日間の待機期間中に、他に3度の検査が予定されていると政府は発表した。
南アフリカの研究者らは、少なくとも10の変異を有する「B.1.1.529」という新たな変異株を検知したと発表しており、世界保健機関(WHO)も、この変異株を「注意深く観察している」と伝えた。
「新たな変異株は(他の変異株と比較して)感染性が増している可能性があるとの情報や、ワクチンの効果が不明だとの情報があります」と、松野博一内閣官房長官は述べた。
「したがって、政府として最大限の警戒措置を実施することに決定しました」と松野長官は記者会見で伝え、日本においては新変異株が確認されていないことも付言した。
ここ数週間、日本全国で新型コロナの感染者数が急減している中で、新たな措置が実施されることになる。
感染者数が過去最多となっていた8月には1日あたり25000人以上となっていた7日間平均の新感染者数は現在、わずか100人余りとなっている。
AFP通信