
新型コロナウイルスの水際対策として政府が設定する入国者数の上限が14日、1日5000人から7000人に引き上げられた。政府は4月から1日1万人に拡大する方向。松野博一官房長官は記者会見で、留学生などを念頭に「段階的に国際的な人の往来を増やしていきたい」と強調した。
文部科学省によると、在留資格を得ながら入国できていない留学希望者は約11万人いる。政府は、ビジネス客が比較的少ない平日の旅客便の空席を活用して留学生の入国を支援する方針で、松野氏は「入国者数が一時的に(7000人を)上回った場合でも、それを見越した防疫体制を整えている」と説明した。
時事通信