
ロシア副首相の「クリル諸島の開発・投資を全面的に進めていく」との発言が25日、報じられた。クリル諸島最南端の4つの島の領有権を主張している日本との関係をさらに悪化させることは必至だ。
日本はクリル諸島南部の4つの島を北方領土と定めて領有権を主張している。問題の起源は第二次大戦末期まで遡り、日露政府間の敵対関係を正式に終わらせる平和条約の締結の妨げになっている。
ロシアのユーリ・トルトネフ副首相が極東のハバロフスク地域を視察した際にそうした発言を行った、とタス通信が報じている。
ロシアが「特別軍事作戦」と称する活動で数万人の兵士をウクライナに送ったのを受け、西側諸国は経済制裁を課したが、日本もそれと歩調を合わせている。
ロイター