
アラブニュース・ジャパン
ヨルダンの国王アブドッラー 2世は17日、日本の岸田文雄首相からの書簡を受け取った。書簡には両国が協力関係拡大の機会を得ることを通じて、二国間の関係強化に向けて取り組んでいくことへの首相の期待が込められていた。
この書簡は、ヨルダンの皇太子アル・フセイン・ビン・アブドッラー2世も出席したヨルダン、アル・フセイニヤ宮殿での会談で、日本の西村康稔経済産業大臣によって手渡された。皇太子は、ICTと研究開発の分野におけるより強い二国間協力の可能性を強調しながら、同国の開発プロジェクトへの日本からの支援に謝意を表明した。
会談中、ヨルダンのアブドッラー国王の宗教および文化担当チーフアドバイザーであるガージー・ビン・ムハンマド王子がヨルダンのICTセクターにおける統合の機会について更に詳しく語った。このセクターには、同国が5G関連技術開発の「地域ハブ」になることを可能にした高度な専門知識を持つ人材が豊富に存在する。国営通信社ペトラが伝えた。
西村大臣は、地域経済協力の発展におけるヨルダンの役割を称賛し、様々な経済分野で両国が活用できるパートナーシップを拡大することに日本が強い関心を持っていることを強調した。