



『Arab News』 ドバイ
『グレンダイザー』や『マジンガー』などの作者として世界中で有名な伝説的日本人アニメ作品の永井豪氏が、来週東京で立ち上げられる『Arab News Japan』のロゴを手描きした。
『Arab News Japan』とそのロゴはともに、1週間かけて行われる日本の今上天皇徳仁陛下の即位の礼に合わせて、10月21日に公開される。
最も有名な部類のアニメを手がけた永井氏は、スーパーロボットジャンルに革命をもたらしたことで有名だ。同氏の50年にわたるアニメ業界での創作活動を記念して、8月には東京の上野美術館で展覧会も開催された。
この機会に永井氏は『Arab News』に対して、中東にそれほど自身のファンが多くいると知って嬉しい驚きだったと語った。
「これからも私の作品を楽しんでもらえることを願っています。人々が様々な環境で大変な暮らしをしているのはわかっていますが、アニメを見て空想の世界に浸るとそういう大変さから解放されて幸せな気持ちになれるということもわかっています」
永井氏は、SF小説とファンタジー小説の作家としても多くの作品を残している。
同氏のロゴは、『Arab News Japan』にはなくてはならない存在となる。同紙では、日本と中東両方からの独自記事を織り交ぜたコンテンツと、『Arab News』の受賞歴のある英語コンテンツの翻訳が提供される。
英語と日本語の2カ国語のオンライン版の立ち上げは、中東を率いる英字日刊紙『Arab News』が「もっとデジタルに、もっとグローバルに」のスローガンのもと現在行っている各国への拡大計画の一環である。
『Arab News Japan』は、2018年2月に立ち上げられて大きな成功を収めているパキスタン版に次いで、『Arab News』ブランドの2つ目の国際版となる。
『Arab News』のファイサル・J・アッバース編集長は、9月16日に東京で開催されたG1グローバル会議の場で、『Arab News Japan』の立ち上げ計画を発表した。
「私たちの新サービスarabnews.jpを通して、両地域の豊かな文化の相互理解を促進し、同紙が信頼の情報交換の場となり、確たる情報と洞察に溢れる分析を求める日本の友人たちに頼られる存在となることを願っています」とアッバース編集長は会議の出席者に話した。
『Arab News』は、地域の出版グループであるサウジリサーチ&メディアグループ(SRMG)の傘下にあり、40年以上にわたってサウジアラビアと周辺地域において信頼できる英字紙として出版を続けている。