
アラブニュース
ドバイ:サウジアラビアとアラブ首長国連邦の研究所及び診療所が、新型コロナウィルス(COVID-19)の早期発見につながる新たなタイプの短時間試験システムに対する入札に参入 した。
中東の二国がオーストリアに続いて50万以上の試験キット購入への予備入札に参入した。
その感染探知システムがロシア直接投資基金(RDIF)の監査委員会による資金提供を受けたことをうけて、この発表が行われた。RDIFはロシアのソブリン・ウェルス・ファンドで、2020年4月までに準備されると思われる。
「コロナウィルスの感染拡大が始まった当初から、RDIFは海外の提携者と共にコロナウィルスに対する最も有効なテクノロジーと抑制方法を積極的に探求しています」とRDIF のキリル・ドミトリエフ総裁(CEO)は言う。
「専門技術センターの働きによって最善策を素早く見出すことが可能となるでしょう。それによって、診断に要する時間が短縮され、最も効果的な世界的対処法を割り出すことができるようになるはずです。」
また、ドミトリエフ総裁は、世界中の大手投資家たちとの国際的な提携関係のネットワークによって、「コロナウィルス対抗策をはじめ、様々な分野における世界中のベストプラクティスに関するRDIF の専門知識が強化され、国際市場において成功しているロシアのテクノロジーのプロモーションが可能となるのです。」
このシステムでは特別なテクノロジーを用いて既存の研究所を通す必要なしにコロナウィルスの診断を30分以内に短縮することができる。
「この短時間診断テストは、ロシアと日本の間の企業や科学者による共同努力の成果です」とRDIFの声明の中で言及されている。
「この診断システムが全面的に使用可能となるのは2020年4月になると思われます。」
このシステムは、固定および可動式研究所の両方で使用できるように対応しており、スーツ ケースで持ち運びできるほどの大きさなので、病院や公共機関など、どこででも使用が可能と なる。
「このシステムが大規模に利用されてコロナウィルス感染者が素早く探知されることにより、ウィルスの感染拡大を防止する助けとなるはずです」と声明に述べられている。
さらに声明は、感染者の早期発見によって治療の効力も増大する、と説明している。
「コロナウィルス診断のための最も有効ないくつかのテクノロジーをRDIFが分析したところ、このテクノロジーはどれよりも進歩的なテクノロジーとなっています。」
このシステムに関する日露共同試験は2020年3月にRospotrebnadzorで開始された。(Rospotrebnadzorとは、人類の健康と消費者権利の擁護を監視するロシア連邦下のヴェクター科学センター。)
RDIFは海外市場におけるテクノロジーの販促に努めており、開発されたこのシステムは現在特別にスピードアップされた 認証プロセスを通過中で、ヨーロッパ、アジア、中東での必要な販売許可をとりつけている最中だ。