
ロンドン:ノルウェー難民評議会は、2000台の援助トラックがエジプトのラファ検問所で立ち往生しており、ガザのパレスチナ人は必要な物資を「積極的に奪われている」と警告した。
ラファは、ガザに残された最後の地域であり、イスラエル軍による総攻撃を受けていない。
NRCのガザでの活動責任者、スーズ・ファン・ミーゲン氏はBBCにこう語った:「東部は典型的な戦場であり、中部はゴーストタウン、西部は悲惨な状況で生活する人々が密集している」
イスラエルが昨年10月に軍事作戦を開始して以来、ガザのパレスチナ人は9回もの避難を余儀なくされている。
「人々は、既に家族を殺され、家を破壊した軍が指定した、いわゆる『人道的安全地帯』に信頼を置くしかないのです」と彼女は付け加えた。
イスラエルのジャーナリスト、アモス・ハレル氏はBBCの取材に対し、イスラエルはアメリカの暗黙の支持の下、ラファ占領計画を進めているとの見方を示した。
「アメリカがもはやイスラエルのラファ占領を阻止しようとしていないことは明らかです。ですから、イスラエルは慎重に、あまり急がずに進めるかもしれません。しかし、イスラエルがラファを占領するかどうかは問題ではありません。イスラエルがラファを占領しようとしているのは明らかです」
イスラエルが「人口集中地区」を攻撃することに対して、ジョー・バイデン米大統領が以前から警告を発していたにもかかわらず、また、12月に南アフリカがイスラエルをジェノサイド(大量虐殺)と非難する訴えを提出した後、国際司法裁判所がイスラエルのガザでの作戦の合法性について判決を下すことになっているにもかかわらず、である。