
パレスチナ自治区ラマッラー: イスラエルと戦争状態にあるパレスチナの対立グループ、ハマスとファタハの高官は、和解のための新たな試みとして、今月北京で会談することに合意した。
ハマスの代表団はカタールを拠点とするイスマイル・ハニヤ氏率い、ファタハの代表団はマフムド・アルル副代表が率いる、とファタハ筋は語った。
両グループは、2006年の選挙でハマスが大勝した後の激しい衝突の後、ハマスの戦闘員がファタハをガザ地区から追い出して以来、激しいライバル関係にある。
2007年にガザを掌握して以来、ハマスがガザを支配している。
世俗主義のファタハは、イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区を部分的に管理するパレスチナ自治政府を支配している。
ハマスが10月7日にイスラエルを攻撃してガザ紛争が勃発し、ファタハの拠点であるヨルダン川西岸地区でも暴力が急増して以来、和解を求める声は高まっている。
中国は4月にファタハとハマスとの会談を受け入れたが、6月に予定されていた会談は延期された。
ファタハのサブリ・サイダム中央委員会副事務局長によれば、両代表は7月20日と21日に北京で中国当局者と会談することになっている。
その前に両グループの会談が行われる可能性もある、と彼は付け加えた。
サイダム副事務局長は、「目標は、過去の合意にコミットし、次の段階でのパレスチナ・グループ間の関係に合意することで、分裂状態を終わらせることだ」と述べた。
また別のファタハ幹部は、公式議題が始まる前に北京でファタハとハマスの合同会議が開かれる可能性もあると述べた。
中国は、イスラエルと良好な関係を保ちながら、2国家解決を提唱し、ライバルである米国よりもイスラエル・パレスチナ紛争に関して中立的な立場をとっている。
AFP