
テヘラン:イランの大統領ハサン・ロウハーニー氏は土曜日、パンデミックにより中東で最も打撃を受けている同国内の特定地域で感染件数が増加する中、COVID-19の「第四波」を警告した。
「これは私たち全員に向けた警告です、」とロウハーニー氏がテレビ放送内の発言で述べた。
彼は、全国が何週間か低い警戒レベルを経てきたが、フーゼスターン州の南西部一部の都市は現在色分けされたイランの危険水準で最高レベルを意味する「赤」だと言った。
「これは第四波へ向かう初動を意味しています。これを防ぐには私たち全員が緊張感を持たなければなりません、」とロウハーニー氏は加えた。
人口8000万人以上のこの国で、150万人のCOVID感染件数の中から59.000人近い人々が命を失った。
12月下旬以降イランは毎日公式で7,000人未満の感染数を記録してきたが、2月初旬から件数がその水準を超えている。
連日の死者数は1月初旬以降100人未満で、6月以来最も低い水準だ。
厚生省の広報担当Kianoush Jahanpour氏によると、ロウハーニー氏の発言はイランがロシアのスプートニクVワクチン100,000投与分を「予定より早く」金曜日に受け取ったその翌日だった。
第一便が2月4日に届き、イランはワクチン接種活動を火曜日に開始した。
Jahanpour氏によると、イスラム共和国はロシア製ワクチンを全部で200万投与分購入した。
サイード・ナマキ厚生大臣は先週、イランは国際的なワクチン機構のCovaxを介して英国・スウェーデン系企業であるアストラゼネカ社とオックスフォード大学から購入した、420万回投与分のワクチンも受け取る予定であると語った。
イランは国産ワクチンに関しても取り組んでいる。
AFP通信