
サナア:イエメンのフーシ派は日曜日、サウジアラビアが主導するイエメンでの戦争を批判し、レバノンと湾岸諸国の間で外交問題を引き起こしたレバノンの閣僚を支持するポスターを掲示した。
サウジアラビアがレバノン特使を追放し、ベイルートから大使を呼び戻すと、バーレーンとクウェートがそれに追随した。アラブ首長国連邦はその後、サウジアラビアとの「連帯」を表明し、レバノンから外交官を呼び戻している。
サウジ等は、レバノンのジョージ・クルダヒ情報相が、イランの支援を受けたフーシ派に対するサウジアラビア主導の軍事介入を「無駄」と非難し、侮辱的な発言をしたことを挙げている。
だが、反乱軍の本拠地であるサヌアでは、クルダヒ情報相は賞賛されている。
日曜日、フーシ派が看板や街灯に貼り付けたクルダヒ情報相の写真入りポスターには、「ジョージの言う通り、イエメン戦争は馬鹿げている」と書かれていた。
また、フーシ派は、サヌア市内の通りをクルダヒ情報相にちなんで改名することを計画していると、市内の商店主やメディアが伝えている。
サウジ主導の軍事連合は、フーシ派が首都を占領した1年後の2015年に、国際的に承認された政府を支援する目的でイエメンに介入した。
8月に収録され、月曜日に放送されたインタビューにて、クルダヒ情報相は、フーシ派は「外部からの攻撃に対して自衛しているだけ」だと語った。
クルダヒ情報相は、何万人もの犠牲者や、何百万人もの難民を出している戦争の終結を訴えている。
これを受けて、サウジアラビアはレバノンからの輸入を禁止し、湾岸諸国の同盟国とともに、危機的状況にあるレバノンへの渡航を控えるよう国民に勧告した。
土曜日には、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相が、レバノンのシーア派組織ヒズボラを支援するイランが同国を支配していることが原因だと非難している。
「これはレバノンの危機ではなく、イランの支配によるレバノンの危機である。ヒズボラがレバノンの政治システムを支配していることが、我々にとって問題だ」と、ファイサル・ビン・ファルハーン外相はアル・アラビーヤテレビに語った。
AFP