
バグダッド:治安当局関係者が6日に伝えたところによると、ダーイシュによるとされる攻撃で、ペシュメルガのクルド人兵士4名が死亡した。同種の攻撃としては、2週間も経ずして3度目となる。
同関係者によると、イラク北部で5日夜に発生した、キルクーク北部の前哨基地を狙った攻撃で、他にペシュメルガの兵士5名が負傷した。
ペシュメルガはダーイシュに責任を問う声明の中で、死者を伴う攻撃が発生したことは認めたが、ペシュメルガ兵士が死亡、または負傷した様子については明らかにしなかった。
今回の攻撃で、イラク北部で発生したクルド人兵士を狙ったダーイシュによる攻撃は、2週間も経たない内に3度目となる。
今月2日には、少なくとも9名のペシュメルガ兵士と3名の民間人が死亡した、クルド人自治区の主都・エルビル南部で発生した攻撃について、ダーイシュが犯行声明を発表していた。
11月末に起きた、道路脇で破裂した爆弾によってペシュメルガの兵士5名が死亡した件についてもダーイシュが犯行声明を出していた。
ダーイシュは2014年、迅速な攻撃によりイラクの大部分を制圧していたが、その後米国主導の連合軍が支援した鎮圧作戦により撃退された。
イラク政府は2017年末、過激派は敗北したと宣言したが、ダーイシュは依然として、一撃離脱戦法により治安部隊を攻撃する潜伏部隊を保持し続けている。