
モハメド·アブ·ザイド
カイロ:エジプト政府は、全ての成人に対して、新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種しなければ、医療や教育といった公共サービスを利用する権利を失うと発表した。
保健省のホッサム·アブデル·ガッファ報道官の発表によると、今回の決定は18歳以上の全国民に適用される。
エジプト政府は既に政府の職員に対して、少なくとも1回のワクチン接種を済ませていなければ職場への立ち入りを禁止にするという決定をしていた
最高大学評議会は、ワクチン接種を終えていない学生は試験を受けるためにキャンパスに立ち入ることも禁止されることを認めた。
健康上の理由でワクチン接種が免除される者は、PCR検査の陰性証明書を3日おきに提出しなければならないと、同評議会の広報担当者は伝えた。
保健省は、1億1800万回分のワクチンを取得をしたが、これまでに投与されたのは5500万回分に過ぎないと述べた。
保健省の記録によると、26日、エジプトの新規感染者数は823人、死者は37人で、それぞれの累計は38万1343人、2万1608人となった。