
モハメド・ナジブ
ラマッラー:30日、何千人ものパレスチナ人が土地の日46周年を記念して、イスラエルの占領に対する反対を継続する決意を改めて表明する抗議とデモを行った。
土地の日は、1976年3月30日、イスラエル人警察官が、イスラエル政府がパレスチナの土地を21,000ドゥナム接収したことに抗議していたパレスチナ市民6人を殺害し、49人を負傷させた日を記念している。ドゥナムは約900平方メートルに相当する、この地域で用いられる土地面積の単位である。
土地の日は、パレスチナの政治イベントにおける主要な記念日として、またパレスチナ人の集団的ナラティブにおける重要な年次行事として制定されている。
30日にガザ地区では、民族およびイスラム教グループの指導者らを含む何千人ものパレスチナ人が大規模なデモに参加した。参加者はパレスチナの旗を掲げ、イスラエルで起きた最近の襲撃の加害者を含むパレスチナ人の「殉教者たち」の写真を飾った風船を空に放った。
「この日は、我が民の闘争の重要性を強調する、(イスラエルの)占領に対する重要なメッセージだ。我々は自らの犠牲を断固として継続する」と、パレスチナ解放人民戦線の指導者マヘル・メゼル氏は述べた。
「我々は自国で占領というファシスト政策に立ち向かうため闘い、我が民を引き続き支援し、常に我が民のために血と犠牲を捧げる用意がある。我々は、占領地における我が民に対する野蛮な侵略の継続に対して、占領軍に警告する」
同氏はすべての「愛国者たち」に向けて、力の要素に基づいた国家計画を策定し、それを強化・拡大し、復興の新しい段階を開始し、停滞を乗り越えイスラエル占領の正常化に立ち向かい、さらにパレスチナの人々、特にヨルダン川西岸とエルサレムの人々に対するあらゆる形態の支援と価値を強化するよう呼びかけた。
今年の土地の日は、イスラエルで1週間に3回起きた襲撃につづき、新たな対立の懸念と重なった。また、ラマダンが始まるほんの数日前でもあり、その期間中、昨年の血なまぐさい事件の再発が懸念されている。
イスラエルのパレスチナ市民は、「殉教者たち」の墓に花輪を置くなど、土地の日にちなんだ一連の記念イベントを実施した。サフニンとアラバで活動が組織され、デイル・ハンナでは行進と祭りでその日最高潮に達した。
イスラエルのアラブ市民のための高等フォローアップ委員会の議長であるムハンマド・バラカ氏によると、この記念日は今年「アラブの土地において激しさを増す」中で実施され、「土地と住宅の問題は、犯罪の増大や人種差別政策の継続など他の緊急の問題とともに、我々の問題の最優先事項となっている」
イスラエルにあるアラブ少数派の権利のための法律センター、アダラによると、イスラエル当局は「グリーンラインの内側であれ、1967年以来占領されたヨルダン川西岸とエルサレムのパレスチナ自治区、またはシリアのゴランであれ、土地強奪の政策と、パレスチナ人とアラブ人の強制移住、彼らの土地から追い出して家を取り壊す努力」を継続している。
パレスチナ人は、土地の日という記念日を、歴史的な出来事の記憶というだけでなく、パレスチナ人の権利回復のための継続的な闘争において戦う自らの権利の要素と見なしている。
政党「パレスチナ国民イニシアチブ」のムスタファ・バルグーティ事務局長はアラブニュースに次のように語った:「土地の日は、すべてのパレスチナ人に脅威をもたらす人種差別的なアパルトヘイト政権に対するパレスチナ人の闘いにおける団結を象徴している。
「正常化のための試みはすべて、パレスチナ人の抵抗によって失敗しており、これは、パレスチナ人の大義を軽んじることは不可能であり、パレスチナの人々が自らの権利を放棄することはないと証明している」