
エファレム・コッセイフィ
ニューヨーク:国連安全保障理事会は4日、先月のフーシ派民兵によるサウジアラビアに対する越境テロ攻撃を強く非難した。
イランが支援するフーシ派は、3月20日と25日に、サウジの重要な民間インフラを攻撃した。
安保理は、4月2日に発効し、フーシ派から「歓迎された」停戦の条項を同組織が遵守し、全ての越境攻撃を直ちに停止することへの期待を表明し、これを要求した。
安保理はさらに、民間人と民用物の保護に関するものを含め、国際法で定めるフーシ派の義務も果たすよう改めて求めた。
4日の会合で、安保理理事国はまた、停戦によりイエメンの人々の人道的苦痛を緩和でき、地域の安定を高められる機会が生まれることを強調した。
理事国は、合意された停戦に従って、タイズ道路の再開や、燃料供給、物資、フライトの定期的な流れを生むなど(ただしこれらに限定されない)の措置を通じて、信頼を醸成するよう促した。
安保理は、全ての当事者に対し、停戦によってもたらされた機会を捕らえ、国連特使と協力して、包括的停戦と包括的政治解決に向けて前進するよう呼びかけた。
安保理はまた、国連特使の政治協議の取り組みに対する全面的な支持を表明し、国連の支援の下で、イエメン主導のイエメン独自の包括的プロセスが早急に求められると繰り返し述べ、国連決議第2624号(2022年)で再確認されたように、国民対話会議の成果に沿って、女性がこれに最低30%参加することの重要性を強調した。
安保理は、国連独自の取り組みを支援するために、先週リヤドで始まった、湾岸協力理事会によるイエメン国民同士の対話の取り組みを歓迎し、また、イエメンの人道危機について深い懸念を表明し、人道的対応に資金提供を行う緊急の必要性を強調した。