
ドバイ:米海軍は13日、サウジアラビアとUAEに対するフーシ派の攻撃に対する米軍の最新の対応として、イエメン周辺の海域での武器密輸を標的とする新しい多国籍任務部隊を設立していると発表した。
この取り組みは、両湾岸国に対するフーシ派のミサイルおよびドローンによる一連の攻撃に続くものだ。
米国第5艦隊司令官ブラッド・クーパー中将によると、この任務部隊は17日から紅海、バブ・アル・マンダブ海峡、アデン湾で活動し、人身売買、麻薬、その他違法品の密輸も標的とする。
「これらの場所は戦略的に重要な、我々が注意を向けるべき海域だ」とクーパー氏は記者団との電話で語った。
同任務部隊は2隻から8隻の艦船で構成され、クーパー氏が指揮する34カ国の連合海事部隊の一部であり、近くの海域には密輸と海賊を対象とする他の3つの任務部隊がある。
米国のパートナー国であるサウジアラビアとUAEを攻撃するためにフーシ派が使用したミサイルとドローンについて尋ねられたクーパー氏は、そのような武器を入手するフーシ派の能力に対して新しい任務部隊が影響を与えるだろうと述べた。
「我々は現在よりもより活発に、より直接的に活動できるようになる」とクーパー氏は付け加えた。
匿名を条件に語った米国当局者によると、ソマリア、ジブチ、イエメン間の海域は、フーシ派向けの武器の「密輸経路」として知られている。
「新しい国際任務部隊は必ずこの問題を追求するだろう」とその当局者は語った。
イランは長い間フーシ派に武器を密輸したとして非難されてきたが、同国はこの容疑を否認している。
米国は今年、湾岸諸国に対するフーシ派の攻撃に続いて、サウジアラビアとUAEに追加の軍事支援を提供した。
この任務部隊は、数万人もの人々が死亡し数百万人もの人々が避難を余儀なくされた、約7年間続くイエメン内戦における2ヶ月間の休戦期間中に発足する。
ロイター