ジェッダ:ジェッダでは多くのエキサイティングなイベントやアクティビティが開催され、市民や住民が一丸となってサウジアラビアの建国記念日を祝った。祝祭は長い週末を通して行われ、誰もがサウジアラビアの豊かな歴史を讃えることに、どっぷりと浸ることができる。
目玉のひとつは、アル・バラドで開催される、建国記念日をテーマにした9つのアクティビティだ。来場者はサウジアラビアの歴史を旅し、屋台料理に舌鼓を打ち、様々なアクティビティに参加し、家族や友人と充実した時間を過ごすことができる。
ジャディード門(Bab Jadid)では、サウジコーヒーを味わったり、工芸品コーナーを見てまわったり、伝統的なゲームに興じたりすることができる。タケル・コートヤード(Thaker Courtyard)では、ライブクッキング・コーナーを体験することができ、アル・ハッザージ・コートヤード(Al-Hazzazi Courtyard)では、アルダと呼ばれる魅惑的な伝統舞踊やその他の民俗芸能を見ることができる。
子供連れの来場者のために、アル・イードロス・コートヤード(Al-Eidrous Courtyard)には、子供専用のコーナー、シアターエリアがあり、アートワークショップも開催されている。一方、Zawiya 97は芸術的なパフォーマンスで溢れ、すべての参加者が賑やかで没入的な体験を楽しめる。
サウジアラビアの伝統衣装ブランド「アル・ムガサップ」(Al-Mugasap)の共同設立者兼ゼネラルマネージャーであるサリ・サレム・ハリリ氏は、サウジアラビアの伝統衣装を紹介することへの情熱を以下のように語った。 「私たちは、サウジの伝統的な創設デザインを丹念に作り上げ、建国記念日のガイドラインにあわせて男性と女性、両方の伝統衣装を用意しました。どの作品も祝祭の精神を体現したものとなっています」
同氏はさらに、サウジアラビアの伝統衣装の認知向上への熱意を示し、「このイベントに参加し、私たちの国に深く根付いた習慣と伝統の保存に貢献できることに感激しています。私たちのブースは、来場者に衣装を試着する機会を提供し、文化遺産に関する忘れられない思い出を作ります」と述べた。
同社の店舗はアル・バラドだけでなく、スール(Thuwwal)、サウジアラビア・ドイツ病院、レッドシー・モールなどの様々な場所にもある。
ジェッダ歴史地区のアドバイザーであるダリア・アル・サフレフ・アル・アブダリ氏も、伝統的な衣装を紹介するスタンドを出店し、訪問者に着用してもらったり、写真撮影をしてもらったりして、祭典を盛り上げた。
「これは、誇りを持って参加し、私たちの文化を讃え、サウジアラビアの文化を示すことができる時です」と同氏は述べた。
自らの名前を冠した香水ブランドのオーナーであるヘンド・アル・ゲーティー氏は、サウジアラビアの伝統的な香りのエッセンスを取り入れた、建国記念日のための特別な香水を調合した。
同氏は「サウジアラビア伝統の豊かで本格的な香りを体現する香水を、この特別な日を記念して特別にデザインできたことを誇りに思います」と述べた。
アル・バラドの賑やか通りは、伝統的な歌を歌い、踊る男たちで溢れた。熟練した音楽家がウードを演奏し、地域社会の音楽的遺産を復活させる様子も見られた。
Zawiya 97にあるMansaj Studioの創設者であるフダ・ラビブ氏は、編み物や織物のワークショップを開催した。同氏は積極的に祝祭に貢献し、子供と大人の両方に、編み物や織物で特別なデザインを生み出す指導をし、建国記念日を祝った。
「この重要な建国記念日に、あらゆる年齢層の人々が編み物や織物の芸術に取り組み、創造性を育み、私たちの遺産を讃えることができるのは光栄なことです」と同氏は述べた。
アル・バラドでの祝祭に加えて、アル・バグダディヤ・アル・ガルビヤ(Al-Baghdadiyah Al-Gharbiyah)地区にある「建国村」でも別の体験が待っている。このイベントでは、300年前の豊かな文化遺産を楽しめる。
魅力的なストーリーテリング、クリエイティブな伝統工芸、カルチャー・スクエア(Culture Square)でのインタラクティブな体験を通して、来場者はサウジアラビア建国記念日の雰囲気を満喫できる。この包括的でインタラクティブなイベントは、あらゆる年齢層を対象にしており、特に子供向けの素晴らしいエンターテイメントアクティビティも企画されている。
祝祭は2月24日まで続き、誰でも入場で無料できる。