
ダマスカス:国営シリア・アラブ通信(SANA)は、イスラエルが14日未明、ダマスカス近郊で空爆を実行し、シリア軍に負傷者を出したと報じた。
10年以上にわたるシリア内戦の間、イスラエルはその領土に対して数百回の空爆を行ってきた。主に、イランの支援を受けた勢力やレバノンの武装組織ヒズボラ、シリア軍の要地を標的にしてきた。
AFP特派員によれば、14日早朝、シリア首都で爆発音が聞こえたという。
「午前1時5分(GMT22時05分)ごろ、イスラエル軍は、ダマスカスの南西にあるいくつかの拠点を標的として、占領下にあるゴラン高原の方向から空中攻撃を行った」とSANAは軍関係者を情報筋として報じた。
情報筋は、標的について詳細を提供せず、空爆により兵士一人が「重傷を負い」、物的損害が生じたとしている。
イスラエルの一部ミサイルはシリアの防空システムにより迎撃されたと、情報筋は付け加えた。
イスラエルがシリアに対する攻撃についてコメントすることはほとんどないが、宿敵イランがシリアに足場を広げることは容認しないと繰り返し述べている。
AFP