
サウジ政府は歴史的転換点を目撃し、世界的なCOVID-19のパンデミックという異例の事態の中で、史上初のG20を主催している。このサミットに先駆けて、サウジアラビアは大臣会合、政府関係者会合、市民社会の代表者会議をはじめとして、100回以上の会合や会議を主催した。
このパンデミックの影響は今年、世界経済を不況に追い込んだ。世界各国の政府がこのパンデミックの感染拡大を遅らせるために、多様な対応策を講じてきた。サウジアラビアとその他の19カ国は、このパンデミックからの経済的低迷を軽減するために、狙いを絞った財政政策、経済対策、保証制度の一環として、世界経済に11兆ドル以上を注入する決定を下した。
私は昨日、開会式でサルマーン国王のスピーチを見ていた。国王はこのパンデミックとその人命に及ぼす壊滅的な影響と闘うために、G20加盟国同士が協調・協力する重要な役割を担っていることを強調し、このウイルスの必要な治療薬とワクチンを開発・確保するために、210憶ドルの拠出を約束した。
ビジネス戦略において、B20はG20の不可欠なエンゲージグループであり、G20のビジネス団体全ての代弁者となっている。B20の使命は総合的な利益代表として、具体的な政策提案と専門知識によってG20を支えることだった。さらにその上、B20は国際レベルで政策立案者、市民社会、企業間の対話を促進している。
B20のメンバーはこの数カ月間、相当な時間を準備に費やし、多くのワークショップを開催して、ヴァーチャル形式で意見交換と情報交換をし、自らの競争上の優位性を示した。
その他のエンゲージグループは、市民社会(C20)、労働組合(L20)、サイエンス・科学者(S20)、シンクタンク(T20)、アーバン・都市(U20)、ウーマン(W20)、ユース・若者(Y20)を含んでいる。こうした会合の成果は、G20首脳会談の中で、本日提言として提出されることになっている。
ここで注目すべきは、サウジビジョン2030が、マクロ経済安定の実現、持続可能な開発、女性のエンパワーメント、人的資本の強化、貿易・投資の流れ拡張を含むG20の最優先事項と対応していることだ。
私の意見では、全世界が昨日と今日、サウジアラビア標準時に時刻を合わせたので、これはサウジアラビアにとってばかりか、全世界にとっても歴史的転換点となる出来事だ。私たちはこのサミットの進行を見つめながら、単一ないし二つの強力な大国が世界経済を牽引する時代の終焉と、サウジアラビアをはじめ、多数の超大国の出現を目撃している。超大国が一緒になって、地球上の人々のために平和、繁栄、成長を拡散させることになるだろう。
バジル・MK・アル・ガライニ氏は、BMGファイナンシャルグループの会長兼CEOだ。