
アラブニュース
【リヤド】:サウジアラビアのサルマン国王は3月9日、世界保健機関(WHO)の#コロナウイルス対策を支援するために、1,000万ドルの寄付を行うよう発令した。
サウジ政府は同日、コロナウイルスの症例が新たに4件確認されたと述べ、加えて、病気の蔓延を防ぐためにサウジと9か国間の飛行機と船による移動を一時停止している。
「サウジアラビア王国と世界保健機関(WHO)は、協力して新型コロナウイルス(COVID-19)撲滅を目指しています」と共同声明に記載されている。
「この活動を支持して、サウジアラビア王国は、病気の蔓延を最小限に抑え、脆弱な医療インフラの国々を支援する緊急措置を実施するために、世界保健機関に1000万ドルを提供した」
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、WHOは「2つの聖なるモスクの管理者であるサルマン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子のこの寛大な人道的支援に大変感謝していて、これが世界中の人々の健康を守るための活動に大きく貢献するでしょう」と述べた。
保健省は、新しい症例はサウジアラビア人1名、バーレーン人2名、アメリカ人1名だったと述べた。
同日にはまた、入国地点などで正しい健康関連情報を明言しなかった人々には最高133,000ドルの罰金が科されることも発表した。
以前に国営通信社だったSPAは、政府がアラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、バーレーン、レバノン、シリア、エジプト、イラク、イタリア、韓国へのサウジ国民と外国人居住者の旅行を一時停止していると報告した。
上記の国からの旅行者、または過去14日間にそれらの国にいた人も、サウジアラビアへの入国を一時的に禁止される。
新しい症例が4件見つかったことにより、サウジでのウイルス保有が確認された患者数は合計で15名になった。
前日の3月8日、保健省はカティーフで4人の患者が確認され、合計で11件に増えたと述べた。
サウジアラビア保健省の声明によると、最初の症例はカティーフでの以前の症例に関係しているサウジ市民であるとのことで、患者は現在病院で隔離されている。
他の患者のうち2人は、イラクからバーレーンに向かう途中だったバーレーン人女性で、同じくカティーフの病院で隔離された。
4例目は、フィリピンとイタリアへの旅行後にサウジアラビアに戻った米国国民で、リヤドの病院にある隔離室に移送された。
先週、サウジはバーレーン、アラブ首長国連邦、クウェートから陸路での旅行者のサウジアラビアへの入国を停止した。
商用車のみが許可されている。上記の国からサウジに入国する人は、保健当局がチェックできるリヤド、ジッダ、ダンマームの3つの主要空港を経由する便にのみ搭乗するように言われた。
リヤドでは、コロナウイルスの蔓延に対する懸念の高まりにより、リヤド大通りとウィンターワンダーランドは今週閉鎖された。
サウジアラビア教育省は8日、保健機関が推奨する「予防・警戒」措置の一環として、学校と大学を9日から閉鎖すると述べた。
この決定は、公立および私立のすべての教育機関と技術および職業訓練校を対象としている。
また、9日から、モスクでのすべての教育的活動およびコーランが停止されます。
内務省は8日、ウイルスの拡散を防ぐために、カティーフ行政都市への往来を制限すると述べた。
サウジアラビアにおけるコロナウイルスの最初の11例は、すべて東部州にあるカティーフの住民だった。そのうちの何人かは、コロナウイルスの被害が最もひどい国のひとつであるイランに旅行したと言われている。