
リヤド:サウジアラビアの農業開発基金(ADF)は、王国の農業部門を強化するために、8,200億サウジアラビア・リヤル(2億2,100万ドル)以上に相当する貸付や融資枠を承認した。
アブドゥッラフマン・アル=ファドリ環境・水資源・農業大臣率いる同基金の役員会は、新型コロナウイルス感染症の影響を緩和するイニシアチブも承認した。このイニシアチブには、中小事業者の持続化資金と運営費を支援することも含まれている。
同基金役員会はまた、必要な農産物の輸入を支援するために、民間金融機関と連携して、王国中の農業関連企業への直接的・間接的融資も承認した。
ADF は6月、特定の農産物の輸入に資金提供する20億サウジアラビア・リヤルの食糧安全保障戦略イニシアチブを開始した。さらにまた、3億4,800万サウジアラビア・リヤルに相当する4件の輸入契約も承認した。このイニシアチブは、海外から米、砂糖、イエローコーン、大豆を輸入することに重点を置いていた。
その他のイニシアチブには、サウジアラビア初の獣医学ラクダ病院、シェルタープロジェクト、ブロイラーの産出、乾燥卵粉末工場への融資と、飼料製造企業や畜産企業への保証・金融機関の提供が含まれている。
同基金は、サウジの農業部門の発展に極めて重要な役割を果たしている。財政支援に加えて、同機関はまた技術・経営・財政・販売上のコンサルタント業務も提供している。
SPA