
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは月曜日、イランが支援するフーシスをテロ組織に指定する計画であるとの米国の発表を歓迎した。
マイク・ポンペオ国務長官は日曜日の深夜、トランプ政権が1月19日にイエメンの民兵をブラックリストに載せることを発表した。
サウジアラビアの外務省によれば、この決定はイエメンの人々の助けになり、国際安全保障を改善し、フーシスの脅威を無力化するとのことだ。
同省は、「イエメンの人々の人道的状況を悪化させ、国際的な平和と安全、世界経済への継続的な脅威につながっている、それ(フーシス)がもたらす危険に終止符を打つのに役立つだろう」と述べている。
これによりミサイル、無人機、その他の武器や資金の供給も遮断されるため、武装勢力が「イエメンの人々を標的にし、国際的な航行や近隣諸国を脅かす」ことを防ぐのに役立つ。
2014年に首都サナアを占拠し、国際的に認められたイエメン政府との対立を引き起こして以来、フーシスはサウジアラビアの各都市やインフラをミサイルや爆弾型ドローンで繰り返し攻撃してきた。また、イエメン沖の世界で最も交通量の多い航路帯付近の船舶を攻撃していると非難されている。
Terrorist designations of Ansarallah in Yemen confront its terrorist activity and seeks to deter further malign activity by the Iranian regime in the region.
— Secretary Pompeo (@SecPompeo) January 11, 2021
ポンペオ氏は、アブドゥル・マリク・アル=ハウチ、アブドゥル・アル=カリク・バドル・アル=ディン・アル=ハウチ、アブドゥル・ヤヒヤ・アル=ハキムを含む3人のフーシス指導者を「特別指定国際テロリスト」に指定するつもりであると述べた。
この措置はジョー・バイデン次期大統領の就任1日前に発動する。
サウジアラビアは、ワシントンの決定が紛争解決のための現在の政治的活動の後押しとなり、フーシスが交渉の場に戻るように強制することを期待していると述べた。
同省によると、サウジアラビアはまた、戦争を終わらせ、包括的な政治的解決に到達するための活動にて、イエメン担当国連特使のマーチン・グリフィス氏を支援しているという。
サウジアラビアのハリド・ビン・サルマン国防副大臣は月曜日にグリフィス氏と会談し、イエメンの動向とサウジアラビアの人道的対応について話し合った。
Received @OSE_Yemen to discuss developments in Yemen and KSA's humanitarian response. I assured the Envoy of KSA's commitment to reach a comprehensive political resolution according to the three references, which will ensure peace and stability for Yemen and the region.
— Khalid bin Salman خالد بن سلمان (@kbsalsaud) January 11, 2021
サルマン国防副大臣は、「私は、イエメンと地域の平和と安定を確保する3つの参照事項に従って包括的な政治的解決を達成するというサウジアラビアのコミットメントを特使に保証した」とツイートしている。
イエメン政府を支援するサウジアラビアとの連立政権の一員であるUAEもこの計画を歓迎した。
アンワー・ガルガシュ外相は、この団体が暴力と混乱を引き起こし、イエメンの人道的状況の悲惨な悪化につながったと述べる。
ガルガシュ外相は、「民兵がイエメンの人々に対して行っている重大な違反行為に終止符を打ち、地域の治安と安定を揺らがせ、イラン体制のアジェンダを実行することに固執し続けている民兵に立ち向かう必要がある」とツイートしている。
バーレーン外務省は、地域の安全、安定、平和の達成とテロとの戦いに向けた米国の「偉大な努力」を称賛すると述べた。
同省は、イエメンの人々や近隣諸国を攻撃し、国際海運を脅かしているとする同団体に対し、同様の措置をとるよう国際社会に求めた。