

チュニス:608,000回分のアストラゼネカ製ワクチンを積んだ貨物機がチュニスに到着した。サルマン国王人道援助救援センター(King Salman Humanitarian Aid and Relief Center:KSrelief)が発送した今回のワクチンは、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックとの闘いにおいて、チュニジアに向けて送付されたワクチンとしては初となるものだ。
サウジアラビアからはアブドルアジーズ・ビン・アリ・アル・サクル駐チュニジア大使、チュニジアからはオスマン・アル・ジェランディ外務大臣、アリ・ムラベト保健大臣、及びワリド・アル・ハジャム大統領府顧問が、チュニジアに到着した貨物機を出迎えた。
サウジアラビアからの医療支援が到着したことを受け、アル・ジェランディ外務大臣は喜びの気持ちを表明した。今回到着したワクチンは、サルマン国王の指示の下でチュニジアに提供された計100万回分のワクチンの一部となる。
アル・ジェランディ外務大臣は、「この重大な局面にサウジアラビアから心優しい支援を頂き、チュニジア指導部並びに国民は大変深く感謝している」と述べた。
また、ムラベト保健大臣は、「パンデミックに直面するチュニジア国民に対して最初に支援の手を差し伸べてくれた国家はサウジアラビアだ」と語った。
さらに、サウジアラビアの優しさによって、両国間の絆がさらに深まるとともに、協力と連帯の価値観がより一層強固なものになると強調した。
サウジ国営通信